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令和6年 防衛協会会報第167号(6.7.1)掲載
全国防衛協会連合会第35回定期総会
「自分の国は自分で守る」という強い気概の啓発
全国防衛協会連合会(大宮英明会長)は5月27日、ホテルグランドヒル市ヶ谷(東京都新宿区)において第35回定期総会とその関連行事(表彰式、講演会、懇親会)を開催した。
総会に先立って表彰式を行い、協会の発展に功績顕著な個人・団体を表彰した(下段に詳細記述)。
総会には連合会役員及び都道府県防衛協会・自衛隊協力会等の会長ら約50名が全国から参集した。総会では、8年の長きにわたって在任し、連合会の発展に多大の貢献をされた金澤博範副会長兼理事長が退任し、後任の理事長には、島田和久氏(元防衛事務次官)が後任の副会長兼理事長に選任された。
定期総会
総会では次の6項目の案件が審議され、全て原案通り承認された。
1 令和5年度事業報告
2 令和5年度収支決算書
3 令和6年度事業計画(案)
4 令和6年度収支予算書(案)
5 役員人事(案)
新任又は交代者として15名の役員を新たに選任(特別顧問1名、副会長兼理事長1名、副会長3名、常任理
事6名、理事3名、監事1名) 【新体制は本ホームページの役員欄参照】
6 「令和6年度防衛問題に関する要望書」(案)【下に全文掲載】
令和六年度防衛問題に関する要望書
全国防衛協会連合会は、各都道府県防衛協会の連合体として「防衛意識の高揚」と「自衛隊への支援・協力」を目的に活動しています。共通の目的を持つ民間有志の集まりとして、国民としての目線から、防衛問題に関して要望するものです。
第一点 憲法改正
我が国を取り巻く安全保障環境が近年一層厳しさを増す中、関係者の努力は並大抵のものでないことを十分理解し、応援しています。その一方で国民の国防意識や自衛隊に対する理解は、残念ながら決して高くはありません。
そのため、国防に関する記述が欠落している憲法をできるだけすみやかに改正して、国防の中核たる自衛隊の位置づけを明確化することを要望します。憲法改正により、国民の自らの国を守るとの国防意識が高まるとともに自衛隊に対する理解が格段に進むものと確信します。
第二点 国防意識の高揚を図るための各種施策の充実
憲法改正と同様に、国防のさらなる充実を図る上で、国民一人一人が、国家に対する誇りと国防に取り組むことの重要性について、正しく理解することは、極めて重要です。
そのため、学校教育の場はもちろんのことあらゆる機会を通じ、国防意識の高揚を図るための各種施策の充実を要望いたします。これにより、自衛隊に対する理解もさらに促進するものと確信します。
第三点 自衛官の処遇向上
自衛官及び自衛隊部隊等に対する施策は、逐次充実してきており、関係各位のご努力に深甚なる敬意を表します。しかしながら大変なご努力にもかかわらず、自衛官の処遇は、諸外国軍人の処遇と比較してもなお不十分であり、国家として自衛官の責任感・使命感に応えきれていないと感じます。自衛官の特殊性を十分に考慮した各般の処遇を改善することで、現職自衛官の任務遂行に国家として報いると共に、大変に困難な状況にある自衛官募集の問題を解決することにもつながると確信します。
以上、要望します。
令和六年五月二十七日
全国防衛協会連合会 会長 大宮 英明
講演会
総会終了後、中国政治を専門とする前防衛大学校長・慶應義塾大学名誉教授の國分良成氏による「中国情勢と米中・日中関係」をテーマとした講演が行われた。まさに時宜を得たテーマであり、約100名が高い関心をもって聴講した。【下に要旨を掲載】
懇親会
講演会終了後は、懇親会が催され、松本尚防衛大臣政務官をはじめ、吉田圭秀統幕長・上田和幹陸幕副長・酒井良海幕長 ・内倉浩昭空幕長等の防衛省・自衛隊の最高幹部、講師の國分良成氏、友好団体の会長・理事長等多数の来賓が足を運ばれ、約80名の参加者を得て懇親を深めた。
懇親会では、大宮会長の挨拶、島田和久新理事長の就任挨拶に引き続き、松本政務官と吉田統幕長による祝辞、来賓・表彰状受賞者の紹介、木原稔防衛大臣からの祝電披露と進み、岩﨑茂隊友会理事長による乾杯のご発声で歓談がスタート。そして、宴もたけなわの中、全国防衛協会連合会青年部会の垣内猛会長による万歳三唱の音頭でお開きとなった。
大宮英明会長挨拶
懇親会に入る前に、先般の鳥島沖におけるヘリコプター事故により志半ばにして殉職された隊員の方に謹んで哀悼の意を捧げると共に、未だ行方不明となっている隊員の皆様が、一刻も早く発見されますよう心からお祈り申し上げます。
本日は、全国防衛協会連合会の懇親会に公務ご多忙のところ、防衛大臣政務官 松本尚様、統合幕僚長吉田圭秀陸将をはじめ、防衛省・自衛隊、友好団体並びに特別会員の皆様方など多数ご参加いただき誠に光栄に存じ、厚く御礼申し上げます。
先程の定期総会で、令和6年度事業計画及び収支予算と役員人事が承認され、令和6年度活動が本格的に始動することとなりました。
また、当連合会に貢献された14名の方に表彰状を、1団体に感謝状を贈呈させていただきました。
講演会では、前防衛大学校長・慶應義塾大学名誉教授の國分良成先生に「中国情勢と米中・日関係」と題して貴重なご講話をいただき、誠にありがとうございました。
さて、我が国周辺では軍備増強が急速に進み、力による一方的な現状変更の圧力が高まっており、我が国は戦後最も厳しく複雑な安全保障環境に直面しています。
このような中、自衛隊の皆様方は、わが国の安全保障という崇高な任務を遂行しつつ、国内外において災害派遣などで活動されており、その献身的なご活躍は、国民の自衛隊に対する信頼と期待をますます高めることとなっております。
また、岸田総理も本年4月1日の米国上下両院合同会議の演説の中で「今この瞬間も、任務を遂行する自衛隊と米軍の隊員たちは、侵略を抑止し、平和を確かなものとするため、足並みをそろえて努力してくれています。私は隊員たちを賞賛し、感謝し、そして隊員たちが両国から感謝されていることが、私たちの総意であると知っています。」と、自衛隊員の皆様の活動に対して感謝と敬意を表しました。
当連合会としては、現下のウクライナが示すように国民一人一人が、「自分の国は自分で守る」という強い気概を持つことこそが肝要であり、それを啓発するのが、防衛協会の役割であると認識しております。
今後とも「事に臨んでは危険を顧みず、身をもって責務の完遂に務める」という自衛官の皆様の熱い心に応えることができるように、時代の風を感じながら前向きに活動し、会の目的である「防衛意識の高揚」と「自衛隊への支援・協力」を推進して参りたいと考えております。
講演会 講師 前防衛大学校長・慶應義塾大学名誉教授 國分良成氏
講師 前防衛大学校長
慶應義塾大学名誉教授
國分良成氏
中国政治の研究を大学2年の時から始めて50年が経過した。しかし、中国には勝った者や権力者の正当性を書き記した文書しか残っておらず、「よくわからない」というのが中国研究者の共通認識であり、複数の客観的な根拠・経験値などを組み合わせて、常識をもって根拠ある推察をしながら中国研究を続けてきた。
中国の基礎知識
結党以来、中国共産党には次期後継者を決める制度がなく、党内民主主義はない。多くは、前任者が後任者を指名してきたが、恒例行事のように熾烈な権力闘争を繰り返してきた。
「中華人民共和国」の建国以後も、共産党の絶対的優位は変わらず、国家や政府の上に君臨し、憲法よりも優位性を保持したままの政治体制をとり続けている。また、軍拡の進む中国人民解放軍は共産党の軍隊であって、国家の軍隊ではない。
習近平体制をどう見るか
3期目に突入し、信頼できる部下だけを最高指導部に入れた。これまでは、権力基盤を固めるための、権力闘争の10年間であり、ここからが習近平時代の本当の始まりと言える。
米中関係と台湾問題
米国は、オバマ政権まで続いた対中関与政策が、トランプ政権で大きく変わり、中国に裏切られたという感覚が相当強い。
中国は台湾問題に関しては、平和統一を原則としているが、武力使用を放棄していない。武力行使に関しては、最後は習近平の「思惑」次第である。
日本の立ち位置はどうあるべきか
「戦略的互恵関係」が昨年の日中首脳会談で改めて確認された。建設的で安定的な日中関係の構築を双方の努力で進めていくことが重要である。
軍拡の進む中国に対処するには対話と抑止が重要であり、今こそ外交力が重要である。
日米関係については、大統領選挙後を見据えた幅広い関係・人脈構築が大切であり、日本のできること、できないことの明確な説明が必要である。
日本の課題は、安全保障についてはブームでなく、平時からの努力が必要。また、自衛隊をサポートするための国民的議論が必要である。さらに、魅力ある強い日本を築いていくためには、人材の育成と経済力の強化が急務である。
全国防衛協会連合会は、当連合会の目的達成に率先尽力するとともに組織の拡大強化に努め、当連合会の使命達成と発展に尽力され、その功績顕著な14名に表彰状、1団体に感謝状を授与した。表彰式には、代理を含め10名が出席された。
受賞者(敬称略) ※青太字は出席された方々
【表彰状:個人】
井山 忠(北海道)
(故)柳原敏之(北海道)
屋代 美香(宮 城)
中泉松之助(秋 田)【代理 中泉 松司】
谷澤 誠(埼 玉)
栁田 茂大(長 野)
加来 武男(静 岡)
高垣 博(大 阪)
家次 恒(兵 庫)
平石 元治(徳 島)
松井 勝也(香 川)
城戸猪喜夫(愛 媛)
岡村佐致子(佐 賀)
鳥越 輝幸(長 崎)
【感謝状:団体】
㈱こうりょう(長 野)【小林 秀気】
定期総会関連行事トピックス
令和5年 防衛協会会報第163号(5.7.1)掲載
全国防衛協会連合会第34回定期総会
佃和夫会長退任、新会長に大宮英明氏就任
全国防衛協会連合会(佃和夫会長)は6月1日、ホテルグランドヒル市ヶ谷(東京都新宿区)において、第34回定期総会を開催した。総会には連合会役員及び都道府県防衛協会・自衛隊協力会等の会長ら約60名が全国から参集した。総会では、13年の長きにわたって在任し、連合会の発展に多大の貢献をされた佃会長が退任。後任の会長には、佃氏と出身母体を同じくする三菱重工業株式会社相談役の大宮英明氏が選任された。
総会先立って4年ぶりに開催された表彰式と、総会に引き続いて開催された講演会及び懇親会の一連の定例行事も滞りなく終了した。
定期総会
総会では次の6項目の案件が審議され、全て原案通り承認された。
1 令和4年度事業報告
2 令和4年度収支決算書
3 令和5年度事業計画(案)
4 令和5年度収支予算書(案)
5 役員人事(案)
15名の役員が交代(会長、副会長4名、常任理事5名、理事5名)
【新体制は本ホームページの役員欄参照】
6 「令和5年度防衛問題に関する要望書」(案)【下に全文掲載】
講演会
総会後、防衛装備庁長官官房審議官の春日原大樹氏による「防衛産業を取り巻く課題と抜本的強化」をテーマとした講演が行われた。まさに時宜を得たタイムリーなテーマであり、参加者は高い関心をもって聴講していた。【下記に概要を掲載】
懇親会
講演会終了後は、4年ぶりに懇親会が催された。会場には、井野防衛副大臣をはじめ、南雲統幕副長・森下陸幕長・酒井海幕長・内倉空幕長等の防衛省・自衛隊の最高幹部、久保防大校長、四ノ宮防衛医大校長、講師の春日原防衛装備庁長官官房審議官、友好団体の会長・理事長等多数の来賓が足を運ばれ、100名を超える出席者を得て大盛況であった。
懇親会冒頭の佃前会長による退任の挨拶後、全国防衛協会連合会を代表して、同女性部会の竜田会長から佃前会長に対し、長年のご功績に対する感謝の意を込めて花束が贈呈された。
続いて、大宮会長の就任挨拶、井野防衛副大臣と森下陸幕長による祝辞、来賓・表彰状受賞者の紹介、浜田防衛大臣からの祝電披露と進み、折木隊友会理事長による乾杯のご発声で歓談がスタート。そして、宴もたけなわの中、全国防衛協会連合会青年部会の辻会長による万歳三唱の音頭でお開きとなった。
佃 和夫前会長退任挨拶
大宮 英明会長就任挨拶
令和5年6月1日付をもちまして、全国防衛協会連合会会長に就任いたしました大宮英明でございます。伝統ある全国防衛協会連合会で活動できますことを光栄に感じております。どうぞ宜しくお願い申し上げます。
さて、皆様ご承知のとおり国際情勢は、パワーバランスの歴史的変化と地政学的競争の激化に伴い、国際秩序は重大な挑戦に晒されております。特に、現状は、自由、民主主義、基本的人権の尊重、法の支配といった普遍的価値を尊重する民主主義諸国と権威主義諸国との対立が顕在化しております。そして、我が国周辺においては、一方的な現状変更及びその試みが継続しております。
このような中で我が国は、戦後最も厳しく複雑な安全保障環境に直面していると認識しております。
これまで自衛隊の皆様方は、主たる任務である国防はもとより、国際平和維持活動、国際緊急援助活動、アデン湾での海賊対処などの国際平和協力活動等への参加、最近ではスーダンからの邦人輸送任務を完遂されました。また、国内おいては多岐に亘る災害派遣活動などで活躍されていますが、その献身的な活動に対して心から敬意と感謝を申し上げます。
佃前会長からしっかりとバトンを受け取り、「事に臨んでは危険を顧みず、身をもって責務の完遂に務める」という自衛官の皆様の熱い心に応えることができるように、時代の風を感じながら前向きに活動し、当連合会の目的である「防衛意識の高揚」と「自衛隊への支援・協力」を推進して参りたいと考えております。
佃前会長同様、引き続きご指導・ご鞭撻を賜りますようお願いいたします。
各都道府県防衛協会の益々の充実・ご発展をお祈りいたします。
講演会 講師 防衛装備庁長官官房審議官 春日原大樹氏
防衛産業を取り巻く
現状と抜本的強化(抄)
本日は「防衛産業を取り巻く課題と抜本的強化」と題し➊防衛産業を取り巻く現状、➋防衛生産基盤の強化、➌開発生産基盤強化法案、➍防衛技術基盤の強化、➎防衛装備移転の5項目についてお話しします。
➊防衛産業を取り巻く現状認識について
2020年のデータで、世界における日本の防衛支出のシェアは2.5%で9位ですが、GDP世界第3位の日本としては決して十分な金額とは言えません。我が国の防衛関連調達額は約2.5兆円で、自動車産業の62兆円規模に比べ、防衛産業の規模は足元にも及ばない状況です。また、世界の防衛関連企業の売り上げ規模は、防衛売り上げの割合が高くなっているのに対し、我が国は防衛以外の売り上げの割合がはるかに高くなっています。防衛事業の利益率も全社の利益率に比べ、極端に低いかあるいはマイナスになっている企業が多く、防衛産業は非常に厳しい現状です。
防衛産業を取り巻く課題としては、「事業としての魅力の低下」「産業全体の活力の低下」「様々なリスクに満ちた事業環境」「販路の限定性」など、直面する様々な課題があります。
特に、我が国の防衛産業の特性として、膨大な数のサプライチェーン構成企業を抱えており、潜在的なサプライチェーンリスクが存在し、相次ぐ事業撤退による供給途絶も懸念されます。
➋防衛生産基盤の強化について
新たな三文書の最上位である国家安全保障戦略で「我が国の防衛生産・技術基盤は、いわば防衛力そのもの」と明確に位置付けられています。装備品のライフサイクルを担う防衛産業なくして我が国の防衛力は発揮し得ず、経済安全保障の観点から我が国の自立性の確保及び不可欠性の獲得が喫緊の課題となっている現在、防衛生産・技術基盤を国内に維持し、強化する必要性が一段と高まっています。
➌開発生産基盤強化法案について
「防衛省が調達する装備品等の開発及び生産のための基盤の強化に関する法律(案)」が正式名称であ
り、次の7項目を施策の柱として、10月の施行を目指しています。①防衛産業の位置づけ明確化、②サプライチェーン調査、③基盤強化の措置、④装備移転円滑化措置、⑤資金の貸付け、⑥製造施設等の国による保有、⑦装備品等の秘密保全
➍防衛技術基盤の強化について
新たな三文書には防衛技術基盤の強化策についていろいろ示されています。官民の先端技術研究の成果の防衛装備品の研究開発等への積極的な活用・早期装備化・我が国主導の国際共同開発の推進・企業等の予見可能性を高める戦略的な発信・新たな研究機関の創設などを柱に、抜本的な強化策が示されています。
➎防衛移転の推進について
防衛装備品・技術移転協定は13か国と締結、UAEと5月に署名しています。
全国防衛協会連合会は、当連合会の目的達成に率先尽力するとともに組織の拡大強化に努め、当連合会の使命達成と発展に多大な貢献をされた20名及び1団体に対し、長年の功績を称えて表彰状を授与した。当日は、代理を含め14名が出席された。
受賞者(敬称略) ※青太字は出席された方々
【個人】
(北海道)池田 拓、山中 忠典、若林 雅敎
(宮 城)宮部 和夫
(群 馬)塩谷 輝行
(埼 玉)神戸 廣通
(千 葉)西村 幸吉
(神奈川)大貝 憲三
(長 野)伊藤 光春
(静 岡)高柳 好美
(兵 庫)小泉 星児
(徳 島)田岡批呂子
(香 川)石原 俊輔、(故)千葉 昭
(愛 媛)大塚 岩男
(佐 賀)德島 利昭
(長 崎)児島 伸
(宮 崎)森 新彌(代理 三森 政雄)
(鹿児島)谷川 洋造
(沖 縄)島袋 吉和
【団体】
定期総会関連行事トピックス
令和4年
全国区防衛協会連合会第33回定期総会
自衛隊を取り巻く環境の変化を踏まえて事業を推進
◎「防衛意識の高揚」
◎「自衛隊への支援・協力」
6月9日、全国防衛協会連合会(佃和夫会長)はホテルグランドヒル市ヶ谷(東京都新宿区)において、第33回定期総会開催した。なお、総会後の懇親会は中止とされた。
コロナ禍のため過去2年間書面決議となっていた総には、連合会役員及び都道府県防衛協会・自衛隊協力会等の会長ら約40人が、3年ぶりに全国から参集した。
総会に先立ち、国家斉唱(黙唱)、殉職隊員等への黙とう及び会長挨拶が行われた。佃会長は、総会に参集した役員や都道府県の各会長等に対し、平素の尽力と防衛協会の事業・活動に対する支援協力について、挨拶の冒頭で謝意を表した(佃会長挨拶の要旨を下段に掲載)。
第33回定期総会
1 令和3年度事業報告
2 令和3年度収支決算書
3 令和4年度事業計画(案)
4 令和4年度収支予算書(案)
5 役員人事(案)
10名の役員が退任し、新たに15名の役員が選任された。
6 「令和4年度防衛問題に関する要望書」(案)(本会報2面に掲載)
講演会
総会後、同志社大学特別客員教授兼原信克氏による「ウクライナ問題と日本の教訓」と題する講演が行われ
た。まさに時宜を得たタイムリーなテーマであり、聴講者の関心は高く、終了後も活発な質疑で予定の1時間
をオーバーするほどの活気に満ちた講演会となった。(講演内容の概要を別記掲載)
佃 和夫会長挨拶(要旨)
本日は、ご多忙の中、第33回定期総会に全国各地からご出席頂き誠にありがとうございます。ここ2年間、新型コロナウイルス対応で皆様のお顔を拝見出来ず、さびしい思いをしておりましたが、今日はお目にかかれてうれしく思っております。
ご出席の皆様方には、平素より全国防衛協会連合会の事業・活動に多大なご支援・ご協力を賜り、改めて心から敬意と感謝を申し上げます。
本日は、令和3年度の事業報告と収支決算報告、令和4年度の事業計画(案)と収支予算(案)、役員人
事(案)及び防衛問題に関する要望書(案)についてご審議頂きますのでよろしくお願い致します。
さて、2月24日のロシア軍のウクライナへの侵攻は、武力による現状変更を図ろうとするものであり、我が国としてもこの教訓を学ばなければなりません。今、私たちが目の当たりにしているものは何か、それは「自分たちは相手国に対し、侵攻の意志が皆無で、全く無害な存在である、ということを如何に示し続けても、それは相手の自分たちへの侵攻を思いとどまらせる力にはならず、時として自国民が悲惨な目にあうことになる」ということであります。現状に目をつぶり、見たくないものから目をそらし、イデオロギーという虚構の中に身をひそめることの危うさを自覚すべきです。「自分の国は自分で守る」の姿勢の重要性を再認識すべきです。
その最前線に立っておられる自衛隊の皆様は、日夜わが国の防衛という重大任務に精励されるとともに、国内外において様々な活動を行っており、国民の自衛隊に対する信頼と期待は一段と高まるばかりです。
特に、今回の新型コロナウイルス感染症の拡大をうけて、現在も活動中の東京及び大阪に集団接種会場を開設し、ワクチン接種の接種率の促進に寄与するとともに集団接種のノウハウは、各自治体が開設する接種センター等の参考となっていると伺っておりますが、大変頼もしく感じるところです。
当連合会としても、その目的とする「防衛意識の高揚」と「自衛隊への支援・協力」を進めるためには、自衛隊を取り巻く環境の変化と会員の皆様のご意見を踏まえて事業を推進していくことが肝要と考えております。
本日は、総会に続き、講演会として、同志社大学特別客員教授の兼原信克先生の「ウクライナ問題と日本への教訓」と題するご講演を楽しみにしております。
講演会 講師 同志社大学特別客員教授 兼原信克氏
◆なぜこの戦争が始まったのか?
根底にあるのは、1991年に旧ソ連が崩壊し、冷戦が終結した後も、NATOが東方拡大を続けており、これに対するプーチン大統領の積年の不信感が、今回のウクライナへの侵攻に繋がっている。
2014年にウクライナに親欧米政権が誕生すると、ロシア軍はハイブリッド戦によるサイバー攻撃をしかけ、一気にクリミア半島をロシアに併合。このとき、NATOは動いていない。
ところが、今回ウクライナは国をあげて激しく抵抗している。ウクライナ軍は20万人まで増強。ドローンなど多くの新兵器が装備され、さらに、欧米諸国からは続々と火砲などが提供されており、戦況は長期戦の様相である。
◆新たな脅威に対する教訓
①戦争防止の手段である核を、侵略する方が最初から使うと恫喝したのは今回が初めて。核シェアリング等をやるやらないは国民の判断に委ねるとして、我が国も核に関する議論を真剣に行うべき。
②2014年のロシア軍によるサイバー攻撃に手も足も出なかったウクライナ軍は、今回これを撃退した。
日本もスパコンを使った本格的なサイバー軍を自衛隊に作り、日本のサイバーセキュリティをしっかりとやるべき。
③2020年のナゴルノ・カラバフ紛争で、トルコ製ドローンを使用したアゼルバイジャンが勝利した。これと同じことがウクライナでも起きている。費用対効果に優れている攻撃用ドローンを対抗策として活用すべき。
◆従来からの日本の課題
①金はあるが生産ラインがないため、弾の数が全然足りず、有事になった場合の経戦能力に極めて問題がある。
②75年間日本は戦っていない日本は。自衛隊員の命をどうやって守るのかを第一に考えた戦争の仕方を考えなくてはならない。また、自衛隊員に対する処遇も、退職後に生活の心配がないように普通の国の軍人並みに手厚くすべき。
③災害・有事には、自衛隊は10万人が動く。しかし、政府全体で自衛隊をバックアップする仕組みがないた
め、非常時にも関わらず、空港・港湾・鉄道等を自衛隊が自由に使えない。
(以上講演概要)
代表的な質疑応答
(質問)大学教授の立場から、学術会議の改革のあり方について伺いたい。
(回答)学術会議の新会員任命問題については、公務員なのに国民から選ばれた総理の言うことを聞かない。安全保障は絶対にやらない。だが自分たちを任命しろ。というのは公務員としてあるまじき態度。
大学の研究者で安全保障をやりたい人は沢山いる。
令和3年
全国防衛協会連合会第32回定期総会
2 令和2年度収支決算書
3 令和3年度事業計画 (案)
4 令和3年度収支予算書(案)
5 役員人事(案)
6 「令和3年度防衛問題に関する要望書」
令和2年
全国防衛協会連合会第31回定期総会
下記の案件が書面により審議され、原案通り承認された。役員人事では、19名の理事と2名の監事が退任し、新たに17名の理事と2名の監事が選任された。
1 令和元年度事業報告
2 令和元年度収支決算書
特別会計(その1)収支決算書及び特別会計
(その2)「大規模災害派遣部隊等活動支援基金」収支決算書
3 令和2年度事業計画(案)
4 令和2年度収支予算書(案)
特別会計(その1)収支予算書(案)及び「大規模災害派遣部隊等活動支援基金」収支予算書(案)
5 役員人事(案)
6 「令和2年度防衛問題に関する要望書」 等
令和元年
全国防衛協会連合会第30回定期総会
総会には、連合会役員及び都道府県防衛協会・自衛隊協力会等の会長ら約60名が出席した。
佃会長は、総会に参集した役員や都道府県の各会長等に対し、平素の尽力と防衛協会の事業・活動に対する支援協力について、挨拶の冒頭で謝意を表した。そして、我が国周辺の厳しい安全保障環境や自衛隊を取り巻く環境の変化などに言及した後、次の言葉で挨拶を締め括った。
「自衛隊の皆様は、日夜わが国の安全保障という重大任務に精励されるとともに、国内外において様々な活動を展開されており、国民の自衛隊に対する信頼と期待は高まるばかりである。防衛協会は、自衛隊を取り巻く環境の変化と会員の声を踏まえて、事業を推進していくことが重要と考えている。新しい令和の元号に相応しい防衛協会のあるべき姿に思いを致し、会員の皆様との連携をさらに深め、会勢拡大を含め各種事業を着実に推進していくので、引き続き皆様のご協力をお願いしたい」
総会では、下記の案件が審議され、原案通り承認された。役員人事では、8名の理事が退任し、新たに5名が選任された。
1 平成30年度事業報告
2 平成30年度収支決算書
特別会計(その1)収支決算書及び特別会計
(その2)「大規模災害派遣部隊等活動支援基金」収支決算書
3 平成31年度事業計画(案)
4 平成31年度収支予算書(案)
特別会計(その1)収支予算書(案)及び「大規模災害派遣部隊等活動支援基金」収支予算書(案)
5 役員人事(案)
6 「令和元年度防衛問題に関する要望書」 等
佃会長挨拶(要旨)
平成31年
平成30年度全国理事会・評議員会
1 平成30年度事業報告(案)
2 平成30年度収支決算書(案)
特別会計(その1)収支決算書(案)及び特別会計
(その2)「大規模災害派遣部隊等活動支援基金」収支決算書(案)
3 平成31年度事業計画(案)
4 平成31年度収支予算書(案)
特別会計(その1)収支予算書(案)及び「大規模災害派遣部隊等活動支援基金」収支予算書(案)
5 役員人事(案)
【報告案件】
平成31年度要望書
佃会長挨拶(要旨)
平成30年
平成30年度定期総会(講演会・特別寄稿)
第一点は、総司令部(GHQ)において、原点としてのマッカーサー・ノート第二原則にあった「自衛戦争も放棄する」という文言が、民政局次長のケーディス大佐によって、削除されたことです。ケーディスは、その理由を、「どの国も自己保存の権利をもつことは当然であって、それを否定するような条項を憲法に入れることは、非現実的だと思った」と私に語りました。
第二点は、国会において、芦田修正が通過したことです。ご存知のように、芦田修正とは、第二項冒頭に「前項の目的を達するため」という字句を追加するもので、これにより、「自衛戦力」の保持が許されるという解釈の可能性が生じました。
そして第三点は、極東委員会において、自衛戦力の保持が可能になったという解釈を前提にして、将来設置されるであろう戦力(軍隊)にはシビリアン・コントロールを徹底させるべく、「シビリアン」条項の導入を求め、実現しました。それゆえ、文民条項の導入と9条解釈とは、本来、一体不可分の関係にあるのです。ところが、政府は極東委員会での議論を知らないまま、9条と文民条項(66条2項)を切り離して解釈してきました。ここに9条解釈に関する最大の混迷の原因があります。
二、世界の憲法との比較
◇日本国憲法は新しくない
私が調べた世界の現行成典化憲法189中、日本国憲法は古い方から14番目であり、かつ一度も改正されていません。70年以上も無改正は日本の憲法だけで、比較憲法的には異常、異例です。同じ敗戦国のドイツ(49年制定)はすでに60回(のべ201カ条)、イタリア(47年制定)は20回(のべ49カ条)の改正を経ています。
◇平和条項は日本の憲法だけでない
上記189カ国の憲法中、159もの国の憲法(84.1%)に平和条項があり、日本国憲法が世界で唯一の平和憲法であるという表現は、完全に誤りです。また各国憲法には、当然に国防条項もあります。フィリピンは1987年に新憲法を作成するにあたり、平和条項の象徴として、外国の軍隊を駐留させないという条項を入れました。そこで米軍はフィリピンから撤退しましたが、その結果、中国による南シ海諸島の軍事基地化が進められています。もって他山の石とすべきではないでしょうか。
◇世界で新しく作られた憲法との比較
1990年~2017年4月までの期間に、世界では103カ国でまったく新しい憲法が作られました。そのうち平和条項は101の憲法(98.1%)にあります。それと同時に、国家緊急事態条項は103カ国すべてに存在します。一方で平和条項を掲げ、他方で平和が侵された場合、いかにして憲法秩序を回復するか、国家緊急事態条項をペアで設定するのが、世界の憲法常識なのです。
三、平和安全法制の合憲性
平和安全法制の制定に関し、自民党招致の参考人を含め、3人の憲法学者が同法制の違憲性を唱えたことにより、大きな問題になりました。私はかれらの言説を官報で読みましたが、違憲の根拠は従来の政府解釈を逸脱しているというものでした。違憲か合憲かは、政府解釈が基準になるのではなく、憲法の条文そのものが基準になるべきでしょう。
前述した9条のいきさつからみて、わが国を防衛するための限定的な集団的自衛権の行使は、合憲と判断されます。私は、衆議院の安全保障特別委員会で3人の憲法学者の違憲根拠の薄弱性と同法制の合憲を唱えたのですが、時すでに遅し。翌日の朝日新聞社説には、「(自民)党内の動揺を見せつけられた後では、(西氏の主張は)説得力に乏しい」(平成27年6月23日付)と記述されました。
四、護憲勢力の主張の欺瞞と無知
◇枝野幸男代表
枝野代表は、9条の改正に反対の姿勢を鮮明にしていますが、『文芸春秋』平成25年10月号には、自ら憲法9条の改正私案を提示し、そこでは限定的な集団的自衛権のみならず、国連の同意による集団安全保障による「武力行使」を完全に認めています。
◇共産党
共産党はこの憲法ができるとき、「憲法9条はわが国の民族の独立を危うくする危険があるので、わが党は反対しなければならない」と明言しています(昭和21年8月24日)。
◇朝日新聞
同紙の平成29年5月9日の社説には、政府が自衛隊に関し、「必要最小限度の武力行使と実力組織の保持は、9条の例外として許容される」との解釈をとってきていると書いています。政府は自衛隊を「9条の枠内」として解釈してきており、「9条の例外」とは一度も言っておりません。朝日新聞は政府の解釈を理解しないまま、政府の安全保障政策を批判してきたという無知をさらけ出しました。
自民党は、今年2月24日、4項目からなる『条文イメージ』(たたき台素案)を発表しました。きたる憲法改正論議のたたき台になるものですが、率直に言って、粗雑で解りにくい。最終的にどのようなものになるかわかりませんが、ただ消極的に見守るだけでなく、協会として積極的に輪を広げ、主体的に行動していただきたいたいと期待しています。
平成30年度定期総会
全国防衛協会連合会第29回定期総会開催
総会に先立ち、橿原神宮(奈良県)、㈱伊予銀行(愛媛県)及び塩崎 桂氏(愛媛県商工会議所連合会事務局長)に感謝状が贈られ、14名及び3団体が表彰された。
総会では、佃会長の力強い挨拶のあと、平成29年度事業報告及び同収支決算書並びに平成30年度事業計画及び同収支予算書が審議され原案通り承認された。
役員人事では11名の理事が退任し、新たに13名の理事が選任された。 席上「平成三〇年度防衛問題に関する要望書(本会報2面に全文掲載)」が配布された。
その後、西 修駒澤大学名誉教授の「日本国憲法と自衛隊」についての講演が行われ、約100名の聴講者で満席となった。講演会の席上、全国防衛協会冊子「日本国憲法と自衛隊」が聴講者に配布された。
懇親会では、山本ともひろ防衛副大臣から祝辞があり、安倍晋三内閣総理大臣、小野寺五典防衛大臣、中曽根康弘元総理大臣の祝電が披露された。
本日は、ご多忙の中、第29回定期総会に全国各地からご出席頂き誠にありがとうございます。 ご出席の皆様方には、平素より防衛協会の目的達成のためご尽力を頂き、心からお礼申し上げるとともに、防衛協会の事業・活動に多大なご支援・ご協力を賜り、感謝申し上げます。
本日は、平成29年度の事業報告と収支決算報告、平成30年度の事業計画(案)と収支予算(案)、役員人事(案)についてご審議頂きますのでよろしくお願い致します。
特に、平成30年度収支予算(案)につきましては、例年開催しております総会等を開催する会場費用の高騰等がありますが、事業運営に支障を来たすことがないよう努力いたしますので、皆様のご理解とご協力を宜しくお願い致します。
さて、世界の安全保障環境は、シリア情勢やイスラム国をめぐる中東情勢に一向に好転の兆しが見えない中、今年2年目を迎えた アメリカ トランプ大統領の安全保障政策も現実を見据えたものになりつつあると感じております。
我が国周辺の安全保障環境におきましては、北朝鮮の核施設廃止が前向きに進展し非核化につながることが期待されますが、道のりは厳しいものと予想されます。 また、中国による尖閣諸島周辺海空域での領海・領空侵犯等不安定要因がますます顕在化してきており、一段と厳しさを増しています。
自衛隊の皆様は、日夜わが国の安全保障という重大任務に精励されるとともに、国内外において様々な活動を展開されており、国民の自衛隊に対する信頼と期待は一段と高まってきています。
防衛協会が、その目的とする「防衛意識の高揚」と「自衛隊への支援・協力」を進めるためには、自衛隊を取り巻く環境の変化と会員の声を踏まえて事業を推進していくことが重要と考えております。
全国防衛協会連合会は、来年、創立30周年という大きな節目の年を迎えます。この記念すべき節目の年に向け、これからの防衛協会のあるべき姿に思いを致し、会員の皆様との連携を更に深め、会勢拡大を含め各種事業を着実に推進して参りたいと考えますので、皆様の御協力をお願い申し上げます。
本日は、駒澤大学名誉教授の 西 修 先生に「日本国憲法と自衛隊」と題してご講演いただきますので、とても楽しみにしております。
最後になりますが、各協会の今後益々のご活躍とご発展を心から祈念申し上げ 挨拶とさせていただきます。
安倍内閣総理大臣祝電
平成元年の連合会創立以来、遡れば、自衛隊が産声をあげて間もない頃、全国各地で結成された自衛隊協力会、防衛協会の時代より、長年にわたり自衛隊を支えて頂いた、全ての関係者の皆様に、内閣総理大臣として、心から御礼申し上げます。
政府の最も重要な責務は、国民の命と平和な暮らしを守り抜くことであり、安全保障政策の根幹は、我が国自らの努力であります。その中核が自衛隊であり、自衛隊が十全に能力を発揮するためには、国民の理解と協力が不可欠です。
貴協会が設立以来、「自分の国は自分で守ろう」を合言葉に、全国各地において、我が国の防衛と自衛隊支援のため、熱心かつ地道な活動を展開しておられることに、深甚なる敬意を表します。
自衛隊は、今この瞬間も、荒波を恐れず、乱気流を乗り越え、泥まみれになってもなお、ただ一心に、平和を守り続けています。皆様の支えがあるからこそ、過酷な環境のもとでも、高い士気を保ち、全力を出し切って、国民の命と平和な暮らしを守ることができます。自衛隊の最高指揮官として、改めて、篤く御礼申し上げます。
皆様には、今後とも、自衛隊にお力添えを賜りますよう、お願い申し上げます。
全国防衛協会連合会の益々の発展と会員の皆様のご活躍を心より祈念して、私のメッセージとさせていただきます。
平成30年7月4日 内閣総理大臣 安倍 晋三
坂下 一幸
| 北海道自衛隊協力会連合会
| 丹伊田和義
| 北海道自衛隊協力会連合会
| |
佐久間 彦
| 北海道自衛隊協力会連合会
| 武田 隆一
| 青森県防衛協会
| |
遠藤 幸子
| 宮城県防衛協会
| 前田 修
| 群馬県防衛協会
| |
矢崎 敏弘
| 埼玉県防衛協会
| 塩浦 綾子
| 埼玉県防衛協会
| |
長島 晃一
| 静岡県防衛協会
| 竜田 和子
| 奈良県防衛協会
| |
吉田 啓方
| 兵庫県防衛協会
| 中筋 章聡
| 徳島県防衛協会
| |
横井 貴典
| 香川県防衛協会
| 空閑 彰彦
| 佐賀県防衛協会
| |
女性部会
| 千葉県自衛隊協力会連合会
| 天理支部
| 奈良県防衛協会
| |
新潟市自衛隊協力会
| 新潟県自衛隊協力会
|
平成29年度理事会・評議員会
【審議案件】
1 平成29年度事業報告(案)
2 平成29年度収支決算書(案)
特別会計(その1)収支決算書(案)及び特別会計
(その2)「大規模災害派遣部隊等活動支援基金」収支決算書(案)
3 平成30年度事業計画(案)
4 平成30年度収支予算書(案)
特別会計(その1)収支予算書(案)及び「大規模災害派遣部隊等活動支援基金」収支予算書(案)
5 役員人事(案)
【報告案件】
平成30年度要望書 等
さて、本日は、平成29年度の事業報告(案)と収支決算(案)、平成30年度の事業計画(案)と収支予算(案)、役員人事(案)等、7月の総会に付議する議案についてご審議頂きます。
特に、平成30年度収支予算(案)につきましては、例年開催しております総会の会場費用の高騰等がありますが、効率的な予算の執行に努め事業運営に支障を来たすことがないよう努力 いたしますので、皆様のご理解とご協力を宜しくお願い致します。
さて、世界の安全保障環境は、イスラム国が「首都」と称するラッカの陥落により消滅に近づきつつありますが、シリア情勢は一向に好転の兆しが見えない状況にあるなど、いまだ中東諸国の混迷が続くなか、今年2年目を迎えたアメリカ トランプ大統領の安全保障政策も 現実を見据えたものになりつつあると感じております。
我が国周辺の安全保障環境も、北朝鮮の核開発の進展と度重なる弾道ミサイルの発射実験、中国による尖閣諸島周辺海空域での 領海・領空侵犯等不安定要因がますます顕在化してきており、一段と厳しさを増しています。
このような中、安倍総理が「第9条に自衛隊の存在を明記する」という憲法改正の2020年施行を目指す旨を表明したことを受けて、「論議の活性化」が期待されます。自衛隊の皆様は、日夜わが国の安全保障という重大任務に精励 されるとともに、国内外において様々な活動を行っており、国民の 自衛隊に対する信頼と期待は一段と高まってきております。防衛協会が、その目的とする「防衛意識の高揚」と「自衛隊への支援・協力」を進めるためには、自衛隊を取り巻く環境の変化と 会員の皆様のご意見を踏まえて事業を推進していくことが重要と 考えております。
全国防衛協会連合会は、来年、創立30周年という大きな節目の年を迎えます。この記念すべき節目の年に向け、これからの防衛 協会のあるべき姿に思いを致し、会員皆様との連携を更に深め、 会勢拡大を含め各種事業を着実に推進して参りたいと考えますので、皆様の御協力をお願い申し上げます。
最後になりますが、各協会の今後益々のご活躍とご発展を心から祈念申し上げご挨拶と致します。
平成29年
平成29年度定期総会
総会では、佃会長の力強い挨拶のあと、平成28年度事業報告及び同収支決算書並びに平成29年度事業計画及び同収支予算書が審議され原案通り承認された。 役員人事では8名の理事が退任し、新たに11名の理事が選任された。
席上「平成二十九年度防衛問題に関する要望書(本会報2面に全文掲載)」、冊子「防衛大学校教授による現代の安全保障講座(第23回)」及び「まんがで読む防衛白書(防衛省発行)」が配布された。
総会終了後、副会長1名の退任及び選任、常任理事2名の退任及び選任が報告された。
その後、在日米軍第5空軍参謀長ジーン・喜恵子・アイゼンハット大佐による『日米同盟について』の講演が行われ、約130名の聴講者で満席となった。
懇親会では、宮澤博行防衛大臣政務官の祝辞、安倍晋三内閣総理大臣、稲田朋美防衛大臣、中曽根康弘元総理大臣の祝電が披露された。
全国防衛協会連合会の第二十八回定期総会のご盛会を心よりお慶び申し上げます。
創立以降、自衛隊に対する支援・協力、また、国民の安全保障に対する意識の高揚のため、日々ご尽力されてこられたご関係者の皆様方に深く敬意を表させていただきます。
今日の我が国を取り巻く安全保障環境は、一層厳しさを増しています。 自衛隊の活動が多様化する中で、日本の防衛努力が極めて重要であり、今後とも皆様のご理解とご支援を賜りますようにお願い申し上げます。
この節目を礎に、貴協会が益々のご発展をされますよう、また本日ご出席の皆様方のさらなるご活躍を祈念いたします。
内閣総理大臣 安倍 晋三
本日は、平成28年度の事業報告と収支決算報告、平成29年度の事業計画(案)と収支予算(案)、役員人事(案)等についてご審議頂きますので、宜しくお願い致します。
世界各地ではテロが頻発し、中東での紛争も解決の兆しが見えない中、トランプ大統領の安全保障政策も現実を見据えたものになりつつあると感じております。
我が国周辺では、ロシア、中国の活発な軍事活動への対応に加えて、北朝鮮の核開発の進展と度重なる弾道ミサイル発射は、国民に身近な脅威を感じさせる事態となってきています。 「国を守る」ことを国民一人一人が真剣に考えなければいけない時代となってまいりました。
このような中、安倍総理は憲法改正の2020年度施行を目指し、9条に自衛隊の存在を明記すべきとの考えを表明したことで我々が望んでいた「論議の活性化」が期待されます。
自衛隊の皆様は、日夜我が国の安全保障という重大任務に精励されるとともに、国内外においてPKO活動や災害・救難への対応等、様々な活動を行っておられます。
全国防衛協会連合会は、その設立当初から、国民の防衛意識の高揚を図り防衛基盤の育成強化に寄与するとともに、自衛隊を支援・協力してその発展に寄与すべく活動してまいりました。その目的とするところは、国の安全保障に対する様々な考え方、価値観を持つ人々に対して、「自分の国は自分で守る」という国民として当然の気概を醸成することにあり、またその発露が自衛隊を感謝の気持ちをもって支援・協力する活動として具現化されているものと考えます。
当連合会は、純粋で素朴な民間の集まりであり、広く各種防衛政策を取り上げ、世論をリードするための旗振り役を務める政策集団といったものではなく、規約に定める各種事業を地道に推進することにより、広く国民の理解と共感を得ることを目指した集団と考えております。この基本的立場を踏まえた上で、各都道府県防衛協会と全国防衛協会連合会の連携のもと、会勢拡大を含め各種事業をより一層推進して参りたいと考えておりますので、皆様の御協力をお願い申し上げます。
本日は、総会の後に在日第5空軍の参謀長 アイゼンハット大佐より「日米同盟の強い絆」と題してご講演頂きますので、どのようなお話を伺えるのかとても楽しみにしています。
最後になりますが、各協会の今後益々のご活躍とご発展を心から祈念申し上げご挨拶と致します。
上野 正三
| 北海道自衛隊協力会連合会
| 大橋 忠晴
| 兵庫県防衛協会
| |
山本 邦夫
| 北海道自衛隊協力会連合会
| 梯 学
| 徳島県防衛協会
| |
竹内 守
| 北海道自衛隊協力会連合会
| 安友 定吉
| 香川県防衛協会
| |
小笠原和夫
| 宮城県防衛協会
| 横田 弘之
| 愛媛県防衛協会
| |
北爪 隆江
| 群馬県防衛協会
| 青木 章泰
| 高知県防衛協会
| |
三原 宏治
| 埼玉県防衛協会
| 田口 峰子
| 佐賀県防衛協会
| |
根守 洋子
| 千葉県自衛隊協力会連合会
| 與縄 義昭
| 熊本県防衛協会
| |
井草 忠夫
| 静岡県防衛協会
| 糸魚川市自衛隊協力会
| 新潟県自衛隊協力会
| |
竹田 德文
| 石川県防衛協会
| 与那国防衛協会
| 沖縄県防衛協会
| |
神谷ますみ
| 石川県防衛協会
| (順不同)
|
平成28年度理事会・評議員会
【審議案件】
1 平成28年度事業報告(案)
2 平成28年度収支決算書(案)、
特別会計(その1)収支決算書(案)及び特別会計
(その2)「大規模災害派遣部隊等活動支援基金」収支決算書(案)
3 平成29年度事業計画(案)
4 平成年度収支予算書(案)、
特別会計(その1)収支予算書(案)及び「大規模災害派遣部隊等活動支援基金」収支予算書(案)
5 役員人事(案)
【報告案件】
平成29年度要望書
本日は、平成28年度の事業報告(案)と収支決算(案)、平成29年度の事業計画(案)と収支予算(案)、役員人事(案)等、6月の総会に付議する議案についてご審議頂きます。 特に、平成29年度収支予算(案)につきましては、会費収入減による厳しい財政運営が想定されますので、皆様のご理解とご協力を宜しくお願い致します。
世界の安全保障環境は、一向に好転の兆しが見えないシリア情勢、イスラム国をめぐる中東諸国の混迷化、更にはアメリカ大統領の交代をはじめ、イギリス、フランスなど主要国の首脳交代による安全保障戦略の見直しも予想され、不透明・不確実な状況が続くと思われます。我が国周辺の安全保障環境も、北朝鮮の度重なるミサイルの発射実験、中国による尖閣諸島周辺海空域での領海・領空侵犯等不安定要因がより顕在化してきており、一段と厳しさを増しています。
このような中、既に御承知のとおり自衛隊の皆様はわが国の安全保障という重大任務に精励されるとともに、国内外において様々な活動を行っており、国民の自衛隊に対する信頼と期待は一段と高まってきております。
一方で、自衛隊を取り巻く環境は、昨年3月の安全保障法制の施行による自衛隊への新任務付与(注.南スーダンPKOにおける「駆け付け警護」等)と大きく変化してきております。
防衛協会が、その目的とする「防衛意識の高揚」と「自衛隊への支援・協力」を進めるためには、自衛隊を取り巻く環境の変化と会員の声を踏まえて事業を推進していくことが重要と考えております。
全国防衛協会連合会は、2年後には創立30周年という大きな節目の年を迎えます。この記念すべき節目の年に向け、これからの防衛協会のあるべき姿に思いを致し、会員皆様との連携を更に深め、会勢拡大を含め各種事業を着実に推進して参りたいと考えますので、皆様の御協力をお願い申し上げます。
最後になりますが、各協会の今後益々のご活躍とご発展を心から祈念申し上げご挨拶と致します。
平成28年
平成28年度定期総会
佃 和夫 会長 挨拶(要旨)
野地 武
| 北海道自衛隊協力会連合会
| 土江田与一郎
| 北海道自衛隊協力会連合会
|
岩本 溥叙
| 北海道自衛隊協力会連合会
| 山本 昭三
| 青森県防衛協会
|
小島 孝
| 宮城県防衛協会
| 真鍋 正己
| 宮城県防衛協会
|
黒崎 松代
| 群馬県防衛協会
| 宮田 保夫
| 埼玉県防衛協会
|
遠藤 正行
| 東京都防衛協会
| 江口 幸一
| 千葉県自衛隊協力会連合
|
高垣 博
| 大阪防衛協会
| 瑞樹 正哲
| 和歌山県防衛協会
|
小島 成介
| 兵庫県防衛協会
| 小山 新造
| 奈良県防衛協会
|
林 保志
| 徳島県防衛協会
| 多田野 榮
| 香川県防衛協会
|
森田 浩治
| 愛媛県防衛協会
| 廣瀬 了
| 愛媛県防衛協会
|
滝石 園子
| 高知県防衛協会
| 末安 伸之
| 佐賀県防衛協会
|
下田 茂實
| 佐賀県防衛協会
| 野々口弘基
| 青年部会
|
南魚沼市自衛隊協力会
| 新潟県自衛隊協力会
| 沖縄県商工会連合会
| 沖縄県防衛協会
|
平成27年度理事会・評議員会
1平成27年度事業報告(案)
2平成27年度収支決算報告書(案)、
特別会計(その1)収支決算書(案)
及び特別会計(その2)「大規模災害派遣部隊等活動支援基金」収支決算書(案)
3平成28年度事業計画(案)
4平成28年度収支予算書(案)
特別会計(その1)収支予算書(案)
及び特別会計(その2)「大規模災害派遣部隊等活動支援基金」収支予算書(案)
5役員人事(案) 【報告案件】 平成28年度要望書
目的:理事会・評議員会実施時を利用し、各地域防衛協会及び女性部・青年部会の活動の現況を紹介するとともに今後の活動についての構想や要領等を説明し、それぞれの活動に対する理解を高めるとともに防衛協会各役員の認識共有を図り、更に今後の防衛協会全般の活動方向や事業推進のための資を得る。
発表協会等名
| 発 表 内 容
|
群馬県防衛協会
都丸 和俊
| 【群馬県防衛協会の概要】
●群馬県防衛協会の歴史(昭和38年1月18日設立)
●防衛口座in群馬「日本の空を守る」(平成28年2月12日 永岩俊道全国常任理事)
●今後の取り組み(会員増強と組織の拡充、若年層の防衛意識の拡充等)
|
宮城県防衛協会
瀬戸 昭 | 【宮城県防衛協会の概要】
●宮城県防衛協会の概要(宮城県について、昭和57年設立、現況等) ●宮城県防衛協会の課題(宮城青年防衛協会との活動協力、女性部会活動等) ●東北防衛協会等連絡協議会の再興の願い |
沖縄県防衛協会
山縣 正明 | 【沖縄県防衛協会の現況】
●沖縄県防衛協会発足の経緯(昭和47年設立) ●与那国駐屯地の設立 ●当面する課題(革新勢力との闘い) |
女性部会代表
谷口 和代 | 【女性部会のあゆみ】
●女性部会設立の生い立ち ●女性部会にあたっての「女性部会長」の選出 ●執行部役員の紹介 ●組織・目的・各地域の活動・全国大会の紹介 ●まとめ(原点に返れ:地元部隊に寄り添った活動、若年層への防衛意識の普及高揚) |
青年部会代表
野々口 弘基 | 【青年部会の現状】
●青年部設立からの拡大状況(平成13年:22 ⇒ 平成27年度末:37) ●近年の活動:中長期策定会議の答申書に基づく活動、主観持ち回りによる全国大会 ●各地の主な取り組み(防衛シンポジューム、防衛防災フェスティバル、婚活パーティ) |
平成27年
平成27年度定期総会
全国防衛協会連合会(佃和夫会長)は、6月10日グランドヒル市ヶ谷(都内新宿区)において第26回定期総会を開催した。
総会に先立ち、功績を称え、自衛隊神奈川地方協力本部長高田充1等海佐に感謝状が贈られ、21名及び3団体が表彰されました。
総会では、佃会長の力強い挨拶のあと、平成26年度事業報告及び収支決算書並びに平成27年度事業計画書及び収支予算書が審議され原案通り承認された。 役員人事では、5名の理事が退任し、新たに5名の理事が選任された。
席上「防衛問題に関する要望書(平成27年度)(2面に抄掲載)」が配布された。
その後、東京都防衛協会と共催で、平和・安全保障研究所理事長西原正氏の『新局面に入った国際政治:3地域の「力の空白」』と題する講演が行われました。
講演内容は、
1 2014-15に見る新しい動向:力による現状変更の動き
2 国際政治における「力の空白」
3 日本の対応:アジアの「力の空白」を埋め、勢力均衡を有利に 等について行われました。
懇親会では、中谷防衛大臣の祝辞、安倍晋三内閣総理大臣、中曽根康弘元総理大臣の祝電が披露された。
本日は、平成26年度の事業報告と収支決算報告、平成27年度の事業計画(案)と収支予算(案)、役員人事(案)等についてご審議頂きますので、宜しくお願い致します。
現下の世界の安全保障環境は、従来のイラン・北朝鮮の核開発に加えて、ウクライナ、南シナ海での力による変更、ISISに見られる急進的なイスラム原理主義の拡大によるテロの脅威の増大、更にはサイバー攻撃など、多種多様な事態が生起し、大きく変化しつつあります。
一方日本を取り巻く安全保障環境は、北朝鮮によるミサイル発射や核実験実施を含む挑発行為、中国による尖閣諸島周辺海空域での領海・領空侵犯、ロシアの軍事活動の活発化など一層厳しさを増しています。
このような中、既に御承知のとおり自衛隊の皆様は日夜わが国の安全保障という重大任務に精励されるとともに、国内外において様々な活動を行っておられます。
国外では、南スーダンにおける国連平和維持活動やソマリア沖・アデン湾における海賊対処行動、更には5月に発生したネパール地震に伴う国際緊急援助活動などを行っており、国際的にも高い評価を得ております。
国内では、昨年8月広島豪雨土砂災害や9月御嶽山の噴火による捜索・人命救助活動など、多くの災害救助にも活躍しています。
これらの国内外での活動により、国民の自衛隊に対する信頼と期待は一段と高まってきております。
このような中、現在国会において「平和安全法制」関連2法案が審議されており、その成立は一層厳しさを増している安全保障環境に適切に対応できるものと期待しております。
全国防衛協会連合会は、その設立当初から、国民の防衛意識の高揚を図り防衛基盤の育成強化に寄与するとともに、自衛隊を支援・協力してその発展に寄与すべく活動してまいりました。その目的とするところは、国の安全保障に対する様々な考え方、価値観を持つ人々に対して、「自分の国は自分で守る」という国民として当然の気概を醸成することにあり、またその発露が自衛隊を感謝の気持ちをもって支援・協力する活動として具現化されているものと考えます。
当連合会は、純粋で素朴な民間の集まりであり、広く各種防衛政策を取り上げ、世論をリードするための旗振り役を務める政策集団といったものではなく、規約に定める各種事業を地道に推進することにより、広く国民の理解と共感を得ることを目指した集りと考えております。
この基本的立場を踏まえた上で、各都道府県防衛協会と全国防衛協会連合会の連携のもと、会勢拡大を含め各種事業をより一層推進して参りたいと考えますので、皆様の御協力をお願い申し上げます。
最後になりますが、各協会の今後益々のご活躍とご発展を心から祈念申し上げご挨拶と致します。
平成26年度全国理事会・評議員会
「講演会:中国海軍の動向、我が国海運の現状と対応及び国民の意識改革」
【審議案件】
1平成26年度事業報告(案)
2平成26年度収支決算報告書(案)、特別会計(その1)収支決算書(案)
及び特別会計(その2)「大規模災害派遣部隊等活動支援基金」収支決算書(案)
3平成27年度事業計画(案)
4平成27年度収支予算書(案)、特別会計(その1)収支予算書(案)
及び特別会計(その2「大規模災害派遣部隊等活動支援基金」収支予算書(案)
5役員人事(案)
【報告案件】
平成27年度要望書
審議は、理事会、評議会同時開催の形式で行われ、第26回定期総会(平成26年6月10日(水)グランドヒル市ヶ谷で開催予定)に付議すべき事項が決まった。
その後、東京都防衛協会と共催で、講演会及び懇親会を実施した。 講演会は、泉徹全国防衛協会連合会常任理事(元海自・自衛艦隊司令官)が「我が国の海運と領海警備」の演題で、「中国海軍の動向、我が国海運の現状と対応及び国民の意識改革」について講演した。
元自衛艦隊司令官の経験に基づいた説得力のある講演は、時宜適切で好評を博していた。
特に「自らの国や家族を守る気持ちと気概が必要、自分の国を守ろうとしないものは誰も助けてくれない。 その後に日米安保がある。」との説明に参加者は盛大な拍手を送っていた。
一方日本を取り巻く安全保障環境は、北朝鮮によるミサイル発射や核実験実施を含む挑発行為、中国による尖閣諸島周辺海空域での領海・領空侵犯に加えて戦闘機の異常接近、ロシアの軍事活動の活発化など一層厳しさを増しています。
このような中、既に御承知のとおり自衛隊の皆様は日夜わが国の安全保障という重大任務に精励されるとともに、国内外において様々な活動を行っておられます。
アジア・太平洋地域の平和と安定のため、米国のみならず関係諸国との防衛協力・交流を積極的に進められております。また、南スーダンにおける国連平和維持活動やソマリア沖・アデン湾における海賊対処行動などを行っており、国際的にも高い評価を得ております。
国内では、昨年8月の広島豪雨土砂災害や9月御嶽山の噴火による捜索・人命救助活動など、多くの災害救助にも活躍しています。 これらの国内外での活動により、国民の自衛隊に対する信頼と期待は一段と高まってきております。
一方で、一昨年の国家安全保障戦略、防衛計画の大綱の策定、昨年4月の防衛装備移転三原則、7月の集団的自衛権の限定容認、更には現在進められている安全保障法制の整備、と自衛隊を取り巻く環境も大きく変化しようとしております。
防衛協会が、その目的とする「防衛意識の高揚」と「自衛隊への支援・協力」を進めるためには、新たな変化に対応すべく会員の皆様及び国民各層のニーズを的確に把握して事業に反映していくことが必要と考えております。
そのため、全国防衛協会連合会としては、各都道府県防衛協会等との連携をより一層進めて参りたいと考えますので、皆様の御協力をお願い申し上げます。
最後になりますが、各協会の今後益々のご活躍とご発展を心から祈念申し上げご挨拶と致します。
平成26年
平成26年定期総会
総会では、佃会長の力強い挨拶のあと、平成25年度事業報告及び収支決算書並びに平成26年度事業計画書及び収支予算書が審議され原案通り承認された。 役員人事では、14名の理事が退任し、新たに13名の理事が選任された。 席上「防衛問題に関する要望書 (平成26年度)」及び冊子「防衛大学校教授による現代の安全保障講座(第20回)」が配布された。
その後、東京都防衛協会と共催で、防衛大学校校長國分良成氏の『中国情勢と日米中関係』の講演が行われました。
懇親会では、若宮健嗣防衛大臣政務官の祝辞、安倍晋三内閣総理大臣、中曽根康弘元総理大臣及び小野寺五典防衛大臣の祝電が披露された。
お祝い
全国防衛協会連合会第二十五回定期総会が盛会に開催されますことを、心よりお慶び申し上げます。
平成元年の創立以降、自衛隊に対する支援・協力、また、国民の安全保障に対する意識の発揚の為、日々ご尽力されてこられたご関係者の皆様方に深く敬意を表させていただきます。
今日の我が国を取り巻く安全保障環境は、様々な安全保障上の課題などにより、一層厳しさを増しています。
自衛隊の活動が多様化する中で、日本の防衛力が極めて重要であり、今後とも皆様のご理解とご支援を賜りますようにお願い申し上げます。
この節目を礎に、貴会が益々のご発展されますよう、また本日ご出席の皆様方のさらなるご活躍を祈念致します。
ところで、現下の世界の安全保障環境は、大きく変化しつつあります。ウクライナ、南シナ海で起きている力による現状変更、テロリズムやサイバー攻撃など、多様で複雑な状況になってきております。
一方で日本の周辺では、北朝鮮によるミサイル発射や核実験実施を含む挑発行為、中国による尖閣諸島周辺海空域での度重なる領海侵入及び領空侵犯活動、特に最近では戦闘機の異常接近など、またロシアの軍事活動の活発化等、一段と厳しさを増しています。
このような中、既に御承知のとおり自衛隊の皆様は日夜我が国の安全保障という重大任務に精励するとともに、国内外において様々な活動等を行っております。
海外では、南スーダンでの国連平和維持活動、ソマリア沖・アデン湾における海賊対処活動などをおこなっており、国際的にも高い評価を得ております。
また、国内においても海上自衛隊哨戒機による北海道周辺海域や日本海、東シナ海などにおける警戒監視、航空自衛隊による領空侵犯対処など、周辺海空域の安全確保に日々努められております。昨年10月に発生した台風26号による捜索・救助活動や本年2月の大雪による除雪・人命救助活動など、多くの災害救助にも活躍しています。
これらの国内外での活躍により、国民の自衛隊に対する信頼と期待は一段と高まってきております。 このような中、昨年末には初めて国家安全保障戦略が策定され、本年3月には防衛計画の大綱、中期防衛力整備計画が策定されました。また、昨今では集団的自衛権についても活発に議論されています。
防衛協会に対しても、国際情勢の正しい認識に立った「防衛意識の高揚」と「自衛隊への支援・協力」が、これまで以上に強く期待されております。 防衛協会がこれらの期待に応えるためには、何よりも活動の基盤である会員の輪を拡大すること、特に女性部会・青年部会の活性化を通じて会員を増やすことに一層努力し、自衛隊の皆さんが士気高く任務に邁進できるよう支援・協力を進めていかなければならないと考えます。
そのため、各都道府県防衛協会と全国防衛協会連合会との連携をより一層充実して参りたいと考えますので、皆様の御協力をお願い申し上げます。
最後になりますが、各協会の今後益々のご活躍とご発展を心から祈念申し上げご挨拶と致します。
三好富士夫
| 北海道自衛隊協力会連合会
| 村上 政之
| 北海道自衛隊協力会連合会
| |
金森 睦忠
| 北海道自衛隊協力会連合会
| 林 光男
| 青森県防衛協会
| |
亀岡 幸康
| 宮城県防衛協会
| 菅原万里江
| 宮城県防衛協会
| |
福嶋 和江
| 群馬県防衛協会
| 齋藤 誠祐
| 千葉県自衛隊協力会連合会
| |
金子 勇二
| 神奈川県防衛協会
| 牧田 佶久
| 静岡県防衛協会
| |
吉田 國男
| 石川県防衛協会
| 今井 義一
| 石川県防衛協会
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谷村 紘一
| 京都府防衛協会
| 渡邉 裕文
| 京都府防衛協会
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中島 照弘
| 兵庫県防衛協会
| 上村義太郎
| 兵庫県防衛協会
| |
竜田 和子
| 奈良県防衛協会
| 清水 昭允
| 鳥取県防衛協会
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今井 睦雄
| 鳥取県防衛協会
| 平尾 勲雄
| 徳島県防衛協会
| |
直野 次郎
| 香川県防衛協会
| 多田美佐子
| 香川県防衛協会
| |
伊藤 剛吉
| 愛媛県防衛協会
| 指山 清範
| 佐賀県防衛協会
| |
江頭 正則
| 佐賀県防衛協会
| |||
宮崎県防衛協会宮崎市支部 (宮崎)
| 宮崎県防衛協会高原町支部 (宮崎)
| |||
上越市自衛隊協力会 (新潟)
| 小千谷市防衛協力会 (新潟)
|
・オバマ大統領アジア歴訪:日本、韓国、マレーシア、フィリピン
・rebalance政策の証明:ウクライナ、ロシア、中東・・米国の影響力と中国
・オバマ大統領来日:「尖閣は日本の施政権下、安保条約の適用範囲」、集団的自衛権
・同盟強化へ:新たな防衛協力のためのガイドラインの策定へ
・TPP交渉:米国側の関心大、「未決着」か「基本合意」か?
・沖縄問題:普天間飛行場の5年以内運用停止、秋の沖縄知事選
2 米中関係
・中国は既存秩序の変更志向=ビジョンなき「新型大国関係」=米中対等への夢
・オバマ政権の対中政策変化:国内経済と中東優先から中国の膨張傾向懸念
・中国の軍備増強と勢力拡張傾向:防空識別圏(ADIZ)、東シナ海、南シナ海、中越
・台湾(戦略的要衝)=戦後米中関係の棘:「中国の夢」としての台湾統一の挫折
・中朝関係の行きづまり:対北朝鮮影響力の陰り
・中露関係の進展とプーチン外交の多面性
・米国engagement+stakeholder政策の方向性
3 日中関係
・尖閣、日本の立場:領土問題存在せず、国有化は安定のため
・中国の立場:中国の領土、尖閣国有化は現状変更、棚上げ共同管理
・中国の狙い:東シナ海の海洋権益の規制事実化、AIDZによる領空の拡大
・極端な中国の対日観:日本は小国に転落、政府は中国を問題化、国内は軍国右傾化
・中国は対日政策を対米政策の延長に位置付け=日本軽視
・日本は首脳級から準政府級まで対話を模索、提案、中国側は忌避
・中国は日本側が責任を認めない限り話をせずとの立場
・抑えていた戦前の日本企業の「歴史問題」に関する賠償要求活発化
・日中関係における台湾問題の意味:歴史戦争=日清戦争
・ただし日中とも海洋連絡メカニズムの必要は合意、中国も対話模索の気配
・長期化の様相、偶発的(故意?)衝突回避、または最小限化へのメカニズム
4 習金平体制下の政治的構図
・習金平体制の強さと弱さ(政治局常委、太子党、江沢民派、胡錦濤派、軍・・)
・軍、治安機関への依存(防空識別圏問題=ADIZ、軍産複合体、国家安全委員会)
・周永康問題:薄煕来事件から2年、既得権益勢力の抵抗、国家安全委員会との関連
・李克強の存在感低下=胡錦濤・共青団系(李源潮、汪洋、胡春華等)の命運
・開発独裁傾向:胡錦濤時代(集団指導)の反省、改革開放と体制維持・強権主義
5 習金平体制下の経済・社会
・カギとしての経済成長、所得再配分、民生安定
・社会主義市場経済(共産党指導の市場経済)の限界:鄧小平路線
・「和諧社会建設」の終焉と社会的格差と社会的不公正(機械の不平等)の拡大
・成長鈍化:過剰生産、雇用、社会保障、バブル、不良債権、食品、犯罪、環境劣化
・成長エンジンの欠如、財政発動・・・地方経済の疲弊
・民族/宗教問題の混迷(ウィグル、回族、ティベット、キリスト教・・)
・必要な内需拡大、格差是正、所得再配分・・・市場の透明性と国際性を前提
6 結論
・内政と外交の相関性=内政の徹底的な分析
・日米間の対中認識・政策のすり合わせ
・中国との対話模索の継続・強化
・政策的分岐点に直面する中国の現状
平成25年度全国理事会・評議員会
【審議案件】
1 平成25年度 事業報告(案)
2 平成25年度 収支決算報告書(案)、
特別会計(その1)収支決算書(案)
特別会計(その2)「大規模災害派遣部隊等活動支援基金」収支決算書(案)
3 平成26年度 事業計画(案)
4 平成26年度 収支予算書(案)
特別会計(その1)収支予算書(案)
特別会計(その2)「大規模災害派遣部隊等活動支援基金」収支予算書(案)
5役員人事(案)
【報告案件】
平成26年度要望書
審議は、理事会、評議会同時開催の形式で行われ、第25回定期総会(平成26年6月11日(水)グランドヒル市ヶ谷で開催予定)に付議すべき事項が決まった。
その後、東京都防衛協会と共催で、講演会及び懇親会を実施した。 講演会は、永岩俊道全国防衛協会連合会常任理事(元空自支援集団司令官)が「今、尖閣列島上空付近で何がおこっているか」を講演した。 元ファイターパイロットの経験に基づいた説得力のある講演は、タイムリーで好評を博していた。
一方日本を取り巻く安全保障環境は、北朝鮮によるミサイル発射や核実験実施を含む挑発行為、中国による領海侵入及び領空侵犯を含む尖閣諸島周辺海空域での活動の急速な拡大・活発化、ロシアの軍事活動の活発化など一層厳しさを増しています。
このような中、既に御承知のとおり自衛隊の皆様は日夜わが国の安全保障という重大任務に精励されるとともに、国内外において様々な活動を行っておられます。
アジア・太平洋地域の平和と安定のため、米国のみならず関係諸国との防衛協力・交流を積極的に進められております。また、南スーダンにおける国連平和維持活動やソマリア沖・アデン湾における海賊対処行動などを行っており、国際的にも高い評価を得ております。
国内においても海上自衛隊哨戒機による北海道周辺海域や日本海、東シナ海などにおける警戒監視、航空自衛隊による領空侵犯対処など、日本周辺海空域の安全確保に日々努められております。
昨年10月に発生した台風26号による捜索・救助活動や本年2月の大雪による除雪・人命救助活動など、多くの災害救助にも活躍しています。
これらの国内外での活動により、国民の自衛隊に対する信頼と期待は一段と高まってきております。
防衛協会に対しても、国際情勢の正しい認識に立った「防衛意識の高揚」と「自衛隊への支援・協力」が、これまで以上に強く期待されていると感じております。
防衛協会がこれらの期待に応えるためには、活動の基盤である会員の輪を拡大することに一層努力し、自衛隊の皆さんが士気高く任務に邁進できるよう支援・協力を進めていかなければならないと考えます。
そのため、各都道府県防衛協会と全国防衛協会連合会との連携をより一層充実して参りたいと考えますので、皆様の御協力をお願い申し上げます。
平成25年
平成25年度定期総会
総会では、佃会長から「国民の自衛隊に対する信頼と期待は一段と高まっている。防衛協会に対しても国際情勢の正しい認識に立った防衛意識の高揚と自衛隊への支援・協力が、これまで以上に強く期待されている。」との力強い挨拶のあと、平成24年度事業報告及び収支決算並びに平成25年度事業計画及び収支予算が審議され原案通り承認された。
役員人事では、4名の理事が退任し、新たに3名の理事が選任された。席上「防衛問題に関する要望書 平成25年度」が配布された。
その後、東京都防衛協会と共催で、河野克俊海上幕僚長の講演会、懇親会が盛大に行われた。懇親会では、小野寺五典防衛大臣の祝辞、中曽根康 弘元総理大臣、北澤俊美元防衛大臣、猪瀬直樹東京都 知事及び県協会長等の祝電が披露された。
本日は、平成24年度の事業報告(案)と収支決算(案)、平成 25年度の事業計画(案)と収支予算(案)、役員人事(案)等についてご審議頂きますので、宜しくお願い致します。
ところで、現下の世界の安全保障環境は、イラク・アフガニスタン・シリア等の中東諸国の不安定な治安・政治情勢、イラン・北朝鮮の核開発、頻発する地域紛争やテロリズムなどの脅威の増大、中国の急激な軍事力の増強など依然として不透明、不安定な状況にあります。
一方日本を取り巻く安全保障環境は、従来の北方領土、竹島問題に加えて、中国による尖閣諸島周辺での頻繁な領海侵入、領空侵犯、北朝鮮による3度のミサイル発射、更には国際世論の反対を押し切っての3回目の核実験実施など、一段と厳しさが増している状況にあります。
このような中、自衛隊の皆様は日夜わが国の安全保障という重大任務に精励するとともに、国内外において様々な活動等を行っております。 国外では、南スーダンでの国際平和協力活動、ソマリア沖・アデン湾海賊対処活動など世界各地で行われており、国際的にも高い評価を得ております。 また、国内においても海上自衛隊哨戒機による北海道周辺海域や日本海、東シナ海などにおける警戒監視、航空自衛隊による領空侵犯対処など、周辺海空域の安全確保に日々対処するとともに、一昨年3月に発生した東日本大震災の救助・復旧活動など多くの災害救助にも活躍しています。
これらの国内外での活躍により、国民の自衛隊に対する信頼と期待は一段と高まってきております。 このような中、先月11年振りに防衛予算全体の増額を盛り込んだ平成25年度予算が成立するとともに現「防衛計画の大綱」の見直しや「中期防衛力整備計画」の廃止・新計画の策定も進められており、自衛隊を支える環境も大きく改善されようとしております。
防衛協会に対しても、国際情勢の正しい認識に立った「防衛意識の高揚」と「自衛隊への支援・協力」が、これまで以上に強く期待されております。
防衛協会がこれらの期待に応えるためには、何よりも活動の基盤である会員の増勢に一層努力し、自衛隊の皆さんが士気高く任務に邁進できるよう支援・協力を進めていかなければならないと考えます。
そのため、各都道府県協会と全国防衛協会連合会との連携をより一層充実して参りたいと考えますので、皆様の御協力をお願い申し上げます。
最後になりますが、各協会の今後益々のご活躍とご発展を心から祈念申し上げご挨拶と致します。
酒井 芳秀
| 北海道自衛隊協力会連合会
| 田中 光夫
| 北海道自衛隊協力会連合会
| |
高橋 正夫
| 北海道自衛隊協力会連合会
| 佐々木 聡
| 青森県防衛協会
| |
中野誠之助
| 自衛隊協力会岩手県連合会
| 早坂 隆
| 宮城県防衛協会
| |
長谷 正喜
| 宮城県防衛協会
| 中村サク子
| 東京都防衛協会
| |
松井 保夫
| 群馬県防衛協会
| 石橋 毅
| 千葉県自衛隊協力会連合会
| |
若月 良介
| 静岡県防衛協会
| 丸山 智
| 新潟県自衛隊協力会
| |
加藤 昭治
| 新潟県自衛隊協力会
| 和田 衞
| 石川県防衛協会
| |
山本 進三
| 和歌山県防衛協会
| 高橋 正昭
| 京都府防衛協会
| |
宮本 要
| 兵庫県防衛協会
| 田村 勝己
| 岡山県防衛協会
| |
桑原 信義
| 徳島県防衛協会
| 井関 和彦
| 愛媛県防衛協会
| |
今西 正朝
| 長崎県防衛協会
| 比嘉 榮仁
| 沖縄県防衛協会
|
平成24年度全国理事会・評議員会
全国防衛協会連合会(佃和夫会長)は、3月14日GH市ヶ谷(都内新宿区)において理事会・評議員会を開催した。会議には各都道府県防衛協会等から理事及び評議員約41名が参加した。
会議の冒頭挨拶に立った佃会長は、厳しい安全保障環境の中、自衛隊は日夜我が国の安全保障の重大任務に精励するとともに、海外でも困難な国際平和協力活動に活躍していること。このため自衛隊が士気高く任務に邁進できるよう支援・協力を進めて行かなければならないと決意を述べた上で、各都道府県協会とのより一層充実した連携をと呼び掛けた。
会議は24年度の事業報告・同収支決算及び25年度の事業計画・同収支予算並びに人事案件等が議論され、総会へ付議する事が決定された。その後25年度「防衛問題に関する要望書」の検討結果が報告された。
会議のち、「中央即応集団と我が国の防衛(国際貢献と東日本大震災)」と題する中央即応集団副司令官(国内担当)西浩徳将補の防衛講話があった。
一方日本を取り巻く安全保障環境は、従来の北方領土、竹島問題に加えて、中国による尖閣諸島周辺での頻繁な領海侵入、領空侵犯、北朝鮮による3度のミサイル発射、更には国際世論の反対を押し切っての3回目の核実験実施など、一段と厳しさが増している状況にあります。
このような中、自衛隊の皆様は日夜わが国の安全保障という重大任務に精励するとともに、国内外において様々な活動等を行っております。海外では、南スーダンでの国際平和協力活動、ソマリア沖・アデン湾海賊対処活動など世界各地で行われており、国際的にも高い評価を得ております。
また、国内においても海上自衛隊哨戒機による北海道周辺海域や日本海、東シナ海などにおける警戒監視、航空自衛隊による領空侵犯対処など、周辺海空域の安全確保に日々対処するとともに、一昨年3月に発生した東日本大震災の救助・復旧活動など多くの災害救助にも活躍しています。
これらの国内外での活躍により、国民の自衛隊に対する信頼と期待は一段と高まってきております。
防衛協会に対しても、国際情勢の正しい認識に立った「防衛意識の高揚」と「自衛隊への支援・協力」が、これまで以上に強く期待されております。 防衛協会がこれらの期待に応えるためには、何よりも活動の基盤である会員の増勢に一層努力し、自衛隊の皆さんが士気高く任務に邁進できるよう支援・協力を進めていかなければならないと考えます。
そのため、各都道府県協会と全国防衛協会連合会との連携をより一層充実して参りたいと考えますので、皆様の御協力をお願い申し上げます。
平成24年
平成24年度定期総会
総会に先立ち、功績のあった19名と1社が表彰された。 総会では、佃会長から「活動の基盤である会員の増勢に一層努力し、自衛隊の皆さんが士気高く任務に邁進できるよう支援・協力を進めていかなければならない」との挨拶があった。
続いて、23年度事業報告及び収支決算並びに24年度事業計画及び収支予算が審議され原案通り承認された。また新たに8名の理事が選任された。 その後「防衛問題に関する要望書 平成24年度」が報告された。(3面に関連記事)
また総会後、理事会において副会長等の互選が行われ新たに副会長2名、常任理事1名が選任された。 その後の行事は東京都防衛協会と共同で行われ、折木良一前統合幕僚長の講話のあと、懇親会は渡辺周副大臣始め要人多数の参加を得て盛大に行われた。
さて、東日本大震災発生に際し、「ガンバレ自衛隊応援募金」を実施致しましたところ、会員のみならず、一般の方々からも御賛同と積極的な御協力を賜り、災害派遣部隊や被災自衛隊基地及び殉職隊員に対し、激励・お見舞いを実施することができました。御協力頂きました皆様に心から感謝申し上げます。
大震災発生以来1年余が経過致しましたが、インフラ整備等災害復興が遅れており、原発事故により故郷を離れいまだに帰れない方々、津波により不安定な生活を余儀なくされている方々が依然として多数おられます。1日も早い復興を心から願っております。
また、中東における「アラブの春」と呼ばれる民主化運動による政情不安、欧州の金融危機、更には米国等の大統領選や首脳交代による影響を注視していく必要があります。一方、日本を取り巻く安全保障環境は、核・ミサイル開発を進める北朝鮮、急速に軍事力を増強し、周辺海域における活発な活動及び外洋化を志向している中国、極東地域における軍事活動を活発化しているロシア、加えて我が国固有の領土である北方領土や竹島・尖閣列島の領土問題等、依然として厳しい状況にあります。
このような情勢の中で、我が国の独立と安全を守るためには、「自衛隊の存在」と「日米安全保障体制」に加えて、何よりも「自分の国は自分で守る」という国民の共通の意識があることが不可欠であります。
これらの国内外での活躍により、国民の自衛隊に対する信頼と期待は一段と高まってきております。 防衛協会に対しても、国際情勢の正しい認識に立った「安全保障に対する意識の涵養・普及」と「自衛隊への支援・協力」が、これまで以上に強く期待されております。 防衛協会がこれらの期待に応えるためには、何よりも活動の基盤である会員の増勢に一層努力し、自衛隊の皆さんが士気高く任務に邁進できるよう支援・協力を進めていかなければならないと考えます。 そのため、各協会との連携をより一層充実したいと考えますので、皆様の御協力をお願い申し上げます。
山口幸太郎
| 北海道自衛隊協力会連合会
道央地区会長
| 川東 實
| 北海道自衛隊協力会連合会札幌東区
協議会幹事
|
嶋川 徳志
| 北海道自衛隊協力会連合会
清田区会長
| 新戸部満男
| 青森県自衛隊協力会連合会副会長
|
愛知 絢子
| 宮城県防衛協会常任理事
| 上野 隆士
| 宮城県防衛協会常任理事
|
田島 宏明
| 群馬県防衛協会理事
| 臼井久美子
| 千葉県自衛隊協力会連合会女性部会長
|
南雲 隆洋
| 東京都防衛協会副会長
| 瀬口君仕郎
| 静岡県防衛協会支部長
|
植木 茂
| 新潟県自衛隊協力会妙高市会長
| 秋山 洪志
| 新潟県自衛隊協力会理事
|
池村 清孝
| 石川県防衛協会副会長
| 尾崎 武久
| 和歌山県防衛協会副会長
|
内田 昌一
| 京都府防衛協会前理事
| 三津千久磨
| 兵庫県防衛協会青年部会長
|
広瀬 憲発
| 徳島県防衛協会顧問
| 鎌田 文明
| 香川県防衛協会前会
|
中 博史
| 香川県防衛協会副会長
| 株式会社國場組(沖縄)
|
氏はまず危機管理対応として東日本大震災に何を学ぶかに触れ、危機管理の本質、リスクを局限・軽減するための平素からの備え、危機発生時の迅速・的確な対応自衛隊という組織及び日米関係について話した。
また安全保障環境の変化と軍事力の役割の変化についてグレーゾーンの紛争、あるいは状態の増加及び平素から常時継続的に運用される軍事力について話した。
次いで東アジア情勢として、北朝鮮については体制の維持と安定のため、核と弾道ミサイル開発は継続すること、及び柔軟戦略と奇襲的挑発による瀬戸際政策の併用について話し、中国については経済成長と継続的な軍事費の増大、軍事力特に海・空軍の近代化推進と活動の活発化及び中国の戦略目標と東シナ海問題について話した。
これらを踏まえ、我が国防衛の現状と課題として、国民の意識と国家としての意思、防衛力の役割、自衛隊の活動の現状として周辺海・空域の警戒・監視、災害派遣、国際活動について、また我が国安全保障上の課題について話したあと、法的基盤の検討・整備及び統合運用の充実と防衛力整備の必要性について力説した。
2 危機管理対応としての東日本大地震に何を学ぶか
○危機管理の本質 ○リスクを局限、軽減するための平素からの備え
○危機発生時の迅速・的確な対応
・ 主動的に取り組む組織づくりと指揮・統制、集権と分権
・ 中央組織と防衛省・自衛隊
○自衛隊という組織 ○日米関係
3 安全保障環境の変化と軍事力の役割の変化
○グレーゾーンの紛争、あるいは状態の増加 ○平素からの常時継続的に運用される軍事力
4 東アジア情勢
○ 北朝鮮
・ 体制の維持と安定のため、核と弾道ミサイル開発は継続する
・ 柔軟戦略と奇襲的挑発による瀬戸際政策の併用
○ 中国
・ 経済成長と継続的な軍事費の増大
・ 軍事力特に海・空軍の近代化推進と活動の活発化
・ 中国の戦略目標と東シナ海問題
5 我が国防衛の現状と課題
○ 国民の意識と国家としての意思 ○ 防衛力の役割
○ 自衛隊の活動の現状 ・ 周辺海・空域における警戒・監視 ・ 災害派遣 ・ 国際活動
○ 我が国安全保障上の課題
・ 日米同盟関係の深化
・ アジア・太平洋の秩序づくり
中国とどう向き合うか、 多・他国間アプローチ:韓国、豪州、インド等との連携
○ 法的基盤の検討・整備 ○ 統合運用の充実と防衛力整備
6 おわりに
平成23年度理事会・評議員会
会議の冒頭挨拶に立った佃会長は、「ガンバレ自衛隊応援募金」の実施成果と協力への感謝を述べた後、厳しい安全保障環境の中、自衛隊が士気高く任務に邁進できるよう支援・協力を進めて行かなければならないと決意を述べた上で、各都道府県協会とのより一層充実した連携をと呼び掛けた。
会議は23年度の事業報告・同収支決算及び24年度の事業計画・同収支予算並びに人事案件等が議論され、総会へ付議する事が決定された。その後24年度「防衛問題に関する要望書」の検討結果が報告された。
会議のち、「どうなる朝鮮半島情勢」と題する元陸上自衛隊幹部学校長・元大韓民国防衛駐在官の廣瀨清一常任理事の防衛講話があった。
東日本大震災に際し「ガンバレ自衛隊応援募金」を実施致したところ、賛同と協力を賜り、災害派遣部隊や被災自衛隊基地及び殉職隊員に対し、激励・お見舞いを実施することができましたことを心から感謝申し上げます。
1年が経過しましたが、インフラ整備等災害復興が遅れており、不安定な生活を余儀なくされている方々が多数おられます、1日も早い復興を心から願っております。
ところで世界の安全保障環境は、イラク、アフガニスタン、イラン、北朝鮮、パレスチナロシア、中国など何れも不透明、不安定な状況にあります。 また、中東における政情不安、欧州の金融危機、更には米国、ロシア、フランス、中国、及び韓国等の首脳交代等による安全保障環境への影響も注視していく必要があります。
日本の安全保障環境も核・ミサイル開発を進める北朝鮮、急速に軍事力を増強し、周辺海域における活発な活動及び外洋化を志向している中国、極東地域における軍事活動を活発化しているロシア、加えて我が国固有の領土である北方領土や竹島の領土問題等、厳しい状況にあります。
自衛隊は、防衛任務に加えゴラン高原・スーダン・ハイチ、ソマリア沖・アデンなど世界各地で活躍し、国際的にも高い評価を得ております。 国内では北海道周辺海域や日本海、東シナ海などにおける警戒監視、領空侵犯対処など、周辺海空域の安全確保に日々対処するとともに、多くの災害救助にも活躍しています。特に東日本大震災においては、10万人を超える態勢で、国民を守る最後の砦としての活躍ぶりは記憶に新しいところです。
これらの国内外での活躍により、国民の自衛隊に対する信頼と期待は一段と高まってきております。
防衛協会に対しても、国際情勢の正しい認識に立った「安全保障に対する意識の涵養・普及」と「自衛隊への支援・協力」が、これまで以上に強く期待されております。
このため会員の増勢に一層努力し、自衛隊の皆さんが士気高く任務に邁進できるよう支援・協力を進めていかなければならず、各都道府県協会との連携を一層充実して参りたく、皆様の御協力をお願い申し上げます。
また北朝鮮急変事態シナリオについて、平和統一から全面武力衝突に至るまで様々に予想される事態とその様相について解説した。
南北関係がどうなるかは、中国・ロシアなど周辺国への影響、特に拉致問題や核・ミサイル開発への対応など日本への影響は大きい。
明確な半島政策を確立し、日米・日韓の連携を強化し、核危機の経験を生かし、不測事態に適切に対応するためにも周辺事態法を実効性あるものにする事が必要であり、日米共同での研究が待たれると説いた。
平成23年
平成23年度定期総会
総会に先立ち、貢献のあった4名に感謝状が贈呈された他、功績のあった1団体と16名が表彰された。 総会では、佃会長が東日本大震災の被災者にお悔やみとお見舞いを述べた後、わが国周辺の安全保障環境が依然として厳しい情勢に鑑み、昨年末防衛計画の大綱と中期防衛力整備計画が策定されたこと。
我が国の独立と安全を守るためには、自衛隊の存在と日米安全保障体制に加えて、何よりも自分の国は自分で守るという国民の共通認識が不可欠なこと。
自衛隊は国内外において活躍し国際的にも高い評価を得ているが、特にこの度の災害における空前規模の活躍は国民から厚い信頼を得ていること。
防衛協会に対してもその目的である防衛意識の高揚と自衛隊への支援・協力がこれまで以上に強く期待されていること。このため各都道府県の協会と相互に連携し力を合わせて、活動の基盤であるかなければならないとの挨拶があった。
続いて、22年度の事業報告、収支決算及び、23年度事業計画並びに収支予算が審議され、原案通り承認された。
また新たに14名の役員が選任された。
その後の行事は、東京都防衛協会と共同行なわれ、まず韓国陸軍協会白善燁会長の「北東アジアの平和と安定ー韓国戦争勃発60周年に思うー」と題する講話には会員以外も多数が参加し、更に懇親会は防衛副大臣、折木統幕長、陸海幕僚長、他要人多数の参加を得て盛大に行われた。
- 新しい内外情勢及び防衛の今日的意義役割について世論を啓発し、国民の防衛に関する理解と知識を深める。特に今年度は、昨年策定された新防衛大綱及び新中期防衛力整備計画についての理解を 深める。
- 自衛隊を積極的に激励・支援し、その士気高揚を図るとともに、あらゆる機会を通じて自衛隊と国民との一体感の醸成を図り、国民の自衛隊に対する協力体制の強化に努める。
- 組織面においては、組織を拡大するとともに組織の活性化・整備を図る。特に各協会で青年部及び女性部が未結成である協会に対し、結成を促進するとともに友好団体との連携を強化する。
- 財政面においては、特別会員に依存するところが大きく、その維持拡大が厳しい状況にあることに鑑み、財政の重点的かつ効率的運用に努めることはもとより、財政基盤の強化に努める。
- 3月11日に発生した東日本大震災に対する自衛隊災害派遣部隊及び被災自衛隊部隊に対し、激励・見舞い等を実施する。このため資金の寄付を正会員・特別会員等にお願いする。
4名が感謝状、1団体及び16名が表彰状を受賞
国場幸一那
| 沖縄防衛協会会長・覇商工会議所会頭
| 山本 誠
| 全国防衛協会常任理事
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大北太一郎
| 全国防衛協会常任理事
| 大串 康夫
| 全国防衛協会常任理事
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弥彦村自衛隊協力会(会長大谷良孝村長)
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佐藤 幸吉
| 札幌市自衛隊協力会西区協議会会長
| 高野 洋藏
| 自衛隊協力会函館隊区連合会会長
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中山 雄三
| 壮瞥町自衛隊協力会会長
| 野口長三郎
| 秋田県防衛協会副会長
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錦戸恵津子
| 宮城県防衛協会女性部幹事
| 大久裡通子
| 宮城県防衛協会女性部幹事
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守屋 長光
| 宮城県防衛協会常任幹事
| 持木 靖範
| 千葉市自衛隊協力会事務局長
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水沢 敏明
| 弥彦村自衛隊協力会事務局長
| 上村彌壽男
| 石川県防衛協会副会長
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里谷 光弘
| 石川県防衛協会副会長
| 宮城 覺
| 徳島県防衛協会副会長
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山崎 清二
| 佐賀県防衛協会東部地区青年部会長
| 藤本 治郎
| 大分県防衛協会青年部会長
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仲泊 弘次
| 沖縄県防衛協会副会長
| 田中多喜男
| 練馬防衛協会副会長
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新たに4名の副会長、2名の監事、4名の常任理事及び4名の理事を選任
●副会長
| 黒川 博昭 富士通(株)相談役
深山 英樹 広島県防衛協会会長・県商工会議所連合会会頭 椋田 哲史 日本経済団体連合会常務理事 鎌田 宏 東北防衛協会連合会会長・仙台商工会議所会頭 |
●監 事
| 川村 人志 取締役会長・高岡商工会議所会頭
石井 潔 (株)IHIエアロスペース代表取締役社長 |
●常任理事
| 岩崎啓一郎 三菱重工業(株)執行役員
泉 徹 元自衛艦隊司令官 永岩 俊道 元航空集団司令官 白石 省三 愛媛県防衛協会会長・県商工会議所会頭
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●理 事
| 清野 伸昭 山形県防衛協会会長
大坪 勇郎 佐賀県防衛協会会長 清水 昭允 鳥取県防衛協会会長会長 石破 佳子 女性部副会長 |
平成22年
第22年度定期総会
国歌斉唱の後、殉職隊員等への黙祷、会長挨拶の後、総会は21年度事業報告、同収支決算及び22年度事業計画、同収支予算並びに役員人事を審議し、各議案を原案通り承認可決した。
その後理事会において副会長等の互選を行った。
その後同様に定期総会を終えた東京都防衛協会とともに、神奈川地方協力本部長五島浩司1海佐による講話「ソマリア沖・アデン湾における海賊対処活動」(要旨別項)を聴講した。
続いて榛葉賀津也防衛副大臣、折木良一統合幕僚長をはじめ、政財界、防衛省、関係団体などから多数の来賓を迎え合同懇親会を開催した。
三菱重工業㈱取締役会長
代表取締役名誉会長
江間 清二(元防衛庁事務次官)
藤原 健嗣(旭化成㈱代表取締役社長)
近藤 宏章(四国防衛協会連合会会長)
☆常任理事
瀬戸 昭(宮城県防衛協会副会長)
☆理事
藤原 健嗣(旭化成㈱代表取締役社長 新谷 龍一郎(自衛隊協力会道北地区連合会会長) 真鍋 正己(宮城県防衛協会事務局長) 川田 達男(福井県防衛懇話会会長)
青木 章泰(高知県防衛協会会長) 西村 正俊(佐賀県防衛協会会長)
松藤 悟(長崎県防衛協会会長代理) 姫野 清高(大分県防衛協会会長)
泉 芳憲(東部・東京都防衛協会事務局長)
また当連合会の目的達成に率先尽力するとともに組織の拡大強化に努め、当連合会の使命達成と発展に貢献するところ大であった22名及び4団体を表彰した。
㈱沖縄海邦銀行(嘉手納成達頭取)
山口憲造(むかわ町自衛隊協力会会長)
吉田啓子(宮城県防衛協会女性部会幹事)
根守洋子
松川和子(大阪防衛協会女性部会長)
吉野隆(兵庫県防衛協会副会長)
竜田和子(奈良県防衛協会女性部連合会会長)
山口冨美子(山口県防衛協会女性部会会長)
衛藤まり子(大分県防衛協会副会長)
篠原武一(練馬防衛協会副会長)
糸魚川市自衛隊協力会
佐渡市自衛隊協力会(高野宏一郎会長、佐渡市長)
講演会
- 海賊はビジネスであり、制圧には国際社会の協力が必要である。
- 昨年は211件中45が乗っ取り成功した。年間2万隻通過する商船の約1割が日本関係の船舶である。
- 一次隊は3月14日呉を出港し、7月24日二次隊に任務を引き継いだ。
- 派遣準備では、前例のない任務であり、また任務開始までの期間が不明であり、イメージ作りに苦労した。
- LRAD(長距離音響発生装置)の検証作業や防弾能力を検証し個々の海賊対処能力の向上し、海上保安庁との連携を確認した。
- 部隊編成:約400名、護衛艦×2、ヘリ×4、海上保安官8名
- 診療救護態勢を強化した(医科治療、歯科治療、救急救命士)
- 新規装備:防弾盾、LRAD、RHIB(複合型高速艇)
- 総航海距離は、約68,000km(地球1.7周分)。 作戦海域は約900km(東京~山口の距離)
- 活動実績(約4カ月):41回121隻護衛。2次隊以降(新法施行後)は814隻
- 警備行動下における任務は、日本関係船舶の護衛であったが、「海賊行為の処罰及び海賊行為への対処に関する法律」の成立により、第2次隊以降、海賊対処法により、日本関係船舶以外の船舶にも護衛が可能となった。
- 護衛対象船舶以外の船舶の救助については、船員法第14条により実施した。
- 外国の商船からの感謝のメッセージにより、ストレスのたまる中、非常に勇気づけられた。
- 派遣期間中に5件の不幸な知らせがあったが、若い隊員がやせ我慢できることを知り、素晴らしい部下を持ち、日本一恵まれた指揮官であったことを痛感した。
☆元内閣総理大臣中曽根康弘様
「防衛思想の普及と自衛隊及び隊員への支援に対する尽力に敬意を表します。」
☆東京都知事石原慎太郎様
「盛会をお慶び申し上げ、今後益々のご発展と、皆様のご健勝とご多幸を祈念いたします。」
☆㈱四国銀行頭取 青木章泰様
「総会のご盛会を祝し、今後のご発展と、皆様方のご健勝を祈念いたします。」
☆愛媛県商工会議所連合会会頭 麻生俊介様
「総会等の開催をお慶び申し上げ、今後のご発展と皆様方のご健勝、ご多幸をお祈りします。」