会長挨拶
令和8年年頭のご挨拶 全国防衛協会連合会 会長 大宮 英明

音楽隊支援を通じた募集支援の取組
謹んで新春のお慶びを申し上げます。
会員の皆様におかれましては、ご家族とともに清々しい新年を迎えられたことと、心よりお慶び申し上げます。旧年中は、全国防衛協会連合会の活動に対し、深いご理解と温かいご協力を賜り、心から感謝申し上げます。
さて、国際社会は戦後最大の試練の時を迎え、新たな危機の時代に突入しつつあります。普遍的価値やそれに基づく政治・経済体制を共有しない国家が勢力を拡大し、力による一方的な現状変更やその試みは、既存の国際秩序に対する深刻な挑戦となっております。
中国は、継続的に高い水準で国防費を増加し、核・ミサイル戦力や海上・航空戦力を中心に軍事力の質・量を広範かつ急速に強化しております。習近平主席は、台湾問題に関して武力行使も辞さない姿勢を繰り返し主張するなど、台湾有事の懸念も高まっています。
ロシアは、ウクライナ侵略後も極東方面への最新装備の配備を進めており、中国との共同活動を含む戦略的連携と相まって、我が国周辺における活発な軍事行動が安全保障上の重大な懸念となっております。
北朝鮮は、核・ミサイル能力等の質的向上に努め、わが国の安全保障にとって従前よりも一層重大かつ差し迫った脅威であり、地域と国際社会の平和と安全を著しく損なう存在となっております。
加えて、情報戦や宇宙・サイバー・電磁波の領域における安全保障上の課題も顕在化しており、わが国周辺の安全保障環境は、戦後最も厳しく複雑な様相を呈しております。
このような状況下にあって、「自分の国は自分で守る」という姿勢を国民一人一人が堅持することが、他国からの侵略を許さない抑止力になると確信しています。
一方、自衛隊に対する国民の理解と信頼は着実に高まっているものの、自衛官の募集は依然として大変厳しい状況にあります。当連合会としては、厳しい募集環境に少しでも寄与するために、昨年度から陸上自衛隊中央音楽隊が毎年実施している巡回演奏の一部を支援することとしました。まず始めに昨年度は、沖縄県防衛協会と共催して沖縄県那覇市で、今年度は北海道自衛隊協力会連合会と共催して札幌市で演奏会を開催し、鑑賞した皆様特に若年層から好評をいただいております。そして、令和8年度は、宮城県防衛協会との共催により、7月に仙台市での開催を予定しております。
これからも当連合会は、「事に臨んでは危険を顧みず、身をもって責務の完遂に努める」という自衛官の皆様の熱い気持ちに応えることができるように、時代の風を感じながら前向きに活動して、会の目的である「防衛意識の高揚」と「自衛隊の活動への支援・協力」を推進して参りたいと考えています。また、各都道府県防衛協会等、青年部会及び女性部会などと連携しつつ会勢拡大にも努めて参ります。
結びに、皆様のなお一層のご理解とご協力をお願い申し上げますとともに、各協会の益々の充実・ご発展、そして皆様のご多幸とご健勝を祈念し、新年のご挨拶とさせていただきます。







