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過去の会長挨拶

令和6年年頭のご挨拶 全国防衛協会連合会 会長   大宮 英明

 新年明けましておめでとうございます。

 皆様におかれましては、ご家族と共に清々しい新年を迎えられたこと、心よりお慶び申し上げます。旧年中は、新型コロナウィルス感染症の各種規制から漸く解放される中、全国防衛協会連合会の活動へのご理解とご協力を賜り、心より御礼申し上げます。

 旧年中は、新型コロナウィルス感染症の各種規制から漸く解放される中、全国防衛協会連合会の活動へのご理解とご協力を賜り、心より御礼申し上げます。

 さて世界情勢に目を向けますと、一昨年2月24日に開始されたロシアによるウクライナ侵略は、まもなく2年を迎えようとしていますが、依然として戦闘が継続しています。ロシアによる一方的な軍事侵攻は、武力により現状変更を図ろうとするものであり、断じて容認できるものではありません。

 また、昨年10月7日に発生したイスラム主義組織ハマスによる突然のイスラエル侵攻により、中東地域においても不安定な情勢が増大しています。

 一方、我が国周辺の安全保障環境は、戦後最も厳しく複雑な状況にあります。中国は、東シナ海や南シナ海において、力による一方的な現状変更やその試みを続け、さらには習近平主席が台湾問題について武力行使も辞さない姿勢を繰り返し主張するなど、台湾有事の懸念が高まっています。

 ロシアは、ウクライナ侵略後も北方領土を含む極東での軍備強化と我が国周辺の海空域における中国軍との活発な軍事活動を継続しています。

 北朝鮮は、国連決議に違反した弾道ミサイルや変則軌道で飛翔するミサイルの発射を頻繁に繰り返すなど、国際社会に対する挑発を継続しています。

 斯かる状況において、国民一人一人が「自分の国は自分で守る」という姿勢を堅持することは非常に重要であり、それこそが他国からの侵略に対する抑止力になるものと考えています。

 国防の最前線に立つ自衛隊は、周辺海空域の情報収集・警戒監視、対領空侵犯措置などの防衛任務に加え、国際平和協力活動、海賊対処、在外邦人等輸送など、世界各地で活躍しています。また国内においても、各種災害派遣活動など全国各地で活動し、国民の自衛隊に対する期待と信頼は益々大きくなっています。

 これからも当連合会は、「事に望んでは危険を顧みず、身をもって責務の完遂に努める」という自衛官の方々の熱い気持ちに応えることができるよう、時代の風を感じながら前向きに活動し、会の目的である「防衛意識の高揚」と「自衛隊の活動への支援・協力」を推進して参ります。また、各都道府県防衛協会と連携し会勢拡大にも努める所存です。

 最後になりますが、当連合会に対する皆様のより一層のご理解とご協力をお願い申し上げますと共に、各協会の益々の充実と発展ならびに皆様のご多幸とご健勝を祈念して、新年の挨拶とさせていただきます。

令和5年度定期総会(5.6.1)  全国防衛協会連合会 会長退任挨拶    佃 和夫

 この度、全国防衛協会連合会会長の職を辞任することとなりました。会長としての13年間、皆様からいただきましたご指導・ご協力に対しましてこの場をお借りし
て心から御礼申し上げます。

今後は、大宮新会長にバトンタッチしますが、引き続きご指導、ご支援下さいますようお願い申し上げます。

  全国防衛協会連合会及び各都道府県防衛協会の益々のご発展をお祈り申し上げます。

令和5年度定期総会(5.6.1) 全国防衛協会連合会 会長就任挨拶   大宮 英明

 令和5年6月1日付をもちまして、全国防衛協会連合会会長に就任いたしました大宮英明でございます。伝統ある全国防衛協会連合会で活動できますことを光栄に感じております。どうぞ宜しくお願い申し上げます。

 さて、皆様ご承知のとおり国際情勢は、パワーバランスの歴史的変化と地政学的競争の激化に伴い、国際秩序は重大な挑戦に晒されております。特に、現状は、自由、民主主義、基本的人権の尊重、法の支配といった普遍的価値を尊重する民主主義諸国と権威主義諸国との対立が顕在化しております。そして、我が国周辺においては、一方的な現状変更及びその試みが継続しております。

 このような中で我が国は、戦後最も厳しく複雑な安全保障環境に直面していると認識しております。

 これまで自衛隊の皆様方は、主たる任務である国防はもとより、国際平和維持活動、国際緊急援助活動、アデン湾での海賊対処などの国際平和協力活動等への参加、最近ではスーダンからの邦人輸送任務を完遂されました。また、国内おいては多岐に亘る災害派遣活動などで活躍されていますが、その献身的な活動に対して心から敬意と感謝を申し上げます。

佃前会長からしっかりとバトンを受け取り、「事に臨んでは危険を顧みず、身をもって責務の完遂に務める」という自衛官の皆様の熱い心に応えることができるように、時代の風を感じながら前向きに活動し、当連合会の目的である「防衛意識の高揚」と「自衛隊への支援・協力」を推進して参りたいと考えております。

 佃前会長同様、引き続きご指導・ご鞭撻を賜りますようお願いいたします。

 各都道府県防衛協会の益々の充実・ご発展をお祈りいたします。

令和5年年頭の御挨拶 全国防衛協会連合会会長    佃 和夫

防衛協会会報第161号(5.1.1)掲載
  
     「自衛隊が士気高く
    任務に邁進できるよう
     支援・協力を更に進めていく」
   

明けましておめでとうございます。

会員の皆様におかれましては、ご家族ともども清々しい新年を迎えられたことと心よりお慶び申し上げます。旧年中は、新型コロナウィルス感染症の影響で活動が制限される中、皆様の全国防衛協会連合会の活動へのご理解とご協力に心から感謝申し上げます。

世界情勢に目を向けますと、昨年2月24日に開始されたロシアによるウクライナ侵攻は、世界に大きな衝撃を与えました。ロシアによる一方的な軍事侵攻は、武力により現状変更を図ろうとするものであり、断じて容認できるものではありません。

一方、わが国周辺の安全保障環境も非常に厳しい状況にあります。中国は、東シナ海や南シナ海において、力による一方的な現状変更やその試みを続けています。さらに、第20回共産党大会において、習近平主席が台湾問題について武力行使も辞さない姿勢を強調するなど、台湾有事の懸念も高まっています。台湾有事は日本の有事であると認識することが重要であると思います。また、日本周辺の海空域においては、中国軍とロシア軍が共同して訓練を継続しています。

北朝鮮は、国連決議に違反した弾道ミサイルの発射を頻繁に繰り返すなど、国際社会に対する挑発を継続しています。

このような厳しい状況下にあって、「自分の国は自分で守る」という姿勢の重要性を再認識すべきだと思います。

国防の最前線に立つ自衛隊は、周辺海空域の警戒監視などの防衛任務に加え、国際平和協力活動など世界各地で活躍しています。国内においても、新型コロナ感染症対策での自衛隊による大規模接種会場の設置・運営は、各自治体が運営する接種会場のモデルとなり、東京及び大阪では今も継続して実施しています。また、災害派遣活動などでも全国各地で大変活躍しています。

これら国内外での様々な活動により、国民の自衛隊に対する信頼と期待が一層高まる中、防衛協会の目的である「防衛意識の高揚」と「自衛隊の活動への支援・協力」が今まで以上に期待されています。防衛協会がこれらの期待に応えるためには、自衛隊の皆さまが士気高く任務に邁進できるよう支援・協力を更に進めていかなければならないと考えています。

 新型コロナウィルスの感染拡大は依然として続いていますが、今年は、感染防止の対策を講じながら各種事業を推進し、各都道府県防衛協会と全国防衛協会連合会の連携を深めて参りたいと考えています。皆様のご理解とご協力をお願い申し上げますとともに、各協会の益々の充実・ご発展及び皆様のご多幸とご健勝を祈念して新年のご挨拶とさせていただきます。

令和4年度 第33回全国防衛協会連合会定期総会時の佃和夫会長挨拶(4.6.9)

 本日は、ご多忙の中、第33回定期総会に全国各地からご出席頂き誠にありがとうございます。ここ2年間、新型コロナウイルス対応で皆様のお顔を拝見出来ず、さびしい思いをしておりましたが、今日はお目にかかれてうれしく思っております。

ご出席の皆様方には、平素より全国防衛協会連合会の事業・活動に多大なご支援・ご協力を賜り、改めて心から敬意と感謝を申し上げます。

本日は、令和3年度の事業報告と収支決算報告、令和4年度の事業計画(案)と収支予算(案)、役員人

事(案)及び防衛問題に関する要望書(案)についてご審議頂きますのでよろしくお願い致します。

さて、2月24日のロシア軍のウクライナへの侵攻は、武力による現状変更を図ろうとするものであり、我が国としてもこの教訓を学ばなければなりません。今、私たちが目の当たりにしているものは何か、それは「自分たちは相手国に対し、侵攻の意志が皆無で、全く無害な存在である、ということを如何に示し続けても、それは相手の自分たちへの侵攻を思いとどまらせる力にはならず、時として自国民が悲惨な目にあうことになる」ということであります。現状に目をつぶり、見たくないものから目をそらし、イデオロギーという虚構の中に身をひそめることの危うさを自覚すべきです。「自分の国は自分で守る」の姿勢の重要性を再認識すべきです。

その最前線に立っておられる自衛隊の皆様は、日夜わが国の防衛という重大任務に精励されるとともに、国内外において様々な活動を行っており、国民の自衛隊に対する信頼と期待は一段と高まるばかりです。

特に、今回の新型コロナウイルス感染症の拡大をうけて、現在も活動中の東京及び大阪に集団接種会場を開設し、ワクチン接種の接種率の促進に寄与するとともに集団接種のノウハウは、各自治体が開設する接種センター等の参考となっていると伺っておりますが、大変頼もしく感じるところです。

当連合会としても、その目的とする「防衛意識の高揚」と「自衛隊への支援・協力」を進めるためには、自衛隊を取り巻く環境の変化と会員の皆様のご意見を踏まえて事業を推進していくことが肝要と考えております。

本日は、総会に続き、講演会として、同志社大学特別客員教授の兼原信克先生の「ウクライナ問題と日本への教訓」と題するご講演を楽しみにしております。

最後になりますが、当連合会は、これからの連合会のあるべき姿に思いを致し、会員皆様との連携を更に深め、会勢拡大を含め各種事業を着実に推進して参りたいと考えますので、引き続き皆様のご支援・ご協力をお願い申し上げます。

令和4年年頭の御挨拶 全国防衛協会連合会会長    佃 和夫

防衛協会会報第157号(4.1.1)掲載
       「コロナ感染の動向を見極めつつ
            各種事業を地道に推進」
  
 明けましておめでとうございます。
 会員の皆様には、ご家族ともどもお健やかに新年を迎えられたことと心よりお慶び申し上げます。コロナウイルス感染症の影響で活動が制限される中、皆様には全国防衛協会連合会の活動へのご協力とご理解に心から感謝申し上げます。
 顧みますと、昨年は新型コロナウイルス感染症との闘いの一年でありました。感染症患者は8月半ば過ぎには25000人を超えるなど拡大し、三度の緊急事態宣言やまん延防止等重点措置により、国民生活は一変しました。このような状況におい
て、東京と大阪に設置された大規模接種センターにおける自衛隊によるワクチン接種の緻密なオペレーションは、各自治体で実施された大規模接種センター運営の模範となり、ワクチン接種の推進に大きく貢献しました。また、緊急事態宣言下において無観客で開催された「東京2020オリンピック・パラリンピック」では、自衛隊による支援団を編成し、大会期間中の式典等大会運営の協力支援の任務を完遂するともに、自衛官アスリートの大活躍もあり大会は盛会裏に終わりました。
 我が国周辺の安全保障環境は、一層厳しさを増しております。北朝鮮は弾道ミサイルの開発を促進するとともに、中国は尖閣諸島周辺海空域での領海・領空侵犯を継続する等、不安定要因が一層顕在化しており台湾有事も懸念されます。
 このような中で、自衛隊の皆様は、周辺海空域の警戒監視や海外任務はもとより、大規模自然災害等にも即応した対処をするため日々訓練に精励されております。国内においては昨年7月の熱海市の土石流災害への対応等に活躍されました。また、国外においては、ソマリア沖・アデン湾における海賊対処行動が継続されていると共に、シナイ半島におけるエジプト・イスラエル間の停戦監視活動などを行う多国籍部隊・監視団への司令部要員派遣等国際社会の要請にも的確に対応を継続し、国際的にも高い評価を受けております。これらの国内外での活動により、国民の自衛隊に対する期待は一段と高まってきており、自衛隊を支援する防衛協会の活動は益々重要性が高まってきています。
 コロナ感染拡大防止の観点から、二年間にわたり一部の事業中止及び縮小等を余儀なくされましたが、今年は各都道府県防衛協会と全国防衛協会連合会が更に連携を深め、コロナ感染症の動向を見極めつつ各種事業を地道に推進して参りたいと考えていますので、皆様のご理解とご協力をお願い申し上げます。
 おわりに、新型コロナウイルス感染症の一日も早い終息を祈念申し上げますと共に、各協会の益々の充実・ご発展及び、皆様のご多幸とご健勝を祈念して新年のご挨拶といたします。

令和3年年頭の御挨拶 全国防衛協会連合会会長    佃 和夫

防衛協会会報第153号(3.1.1)掲載
       「コロナ感染の動向を見極めつつ
            各種事業を一層推進」
 
  明けましておめでとうございます。
 会員の皆様には、ご家族ともどもお健やかに新年を迎えられたことと心よりお慶び申し上げます。皆様には、旧年中、真摯かつ積極的に防衛協会の活動をご支援いただき厚く御礼申し上げます。
 顧みますと、昨年はまさに激動の一年でした。中国湖北省武漢市に端を発した新型コロナウイルス感染症は、瞬く間に世界中に流行しました。その勢いは衰えることなく拡大し、戦後初めての緊急事態宣言の発令、新しい生活様式への対応など私たちの生活環境は一変するとともに、多くの国民が期待した「東京2020オリンピック・パラリンピック」は1年間の延期を余儀なくされました。また安倍政権の退陣、米国トランプ大統領の選挙敗北等、国内的にも国際的にも激動の1年でありました。
 我が国周辺の安全保障環境は、北朝鮮の弾道ミサイルの誇示、中国による尖閣諸島周辺海空域での活発な活動の継続等不安定要因が一層顕在化してきており、一段と厳しさを増しています。
 このような中で、自衛隊の皆様は、周辺海空域の警戒監視や海外任務はもとより、大規模自然災害等にも即応した対処をするため日々訓練に精励されております。また、沖縄県で発生した豚コレラへの対応、クルーズ船  
 「ダイヤモンド・プリンセス号」の新型コロナウイルス感染拡大防止のための医療支援及び生活支援、令和2年7月豪雨における人命救助活動等でも大いに活躍されました。
 国外では、ソマリア沖・アデン湾における海賊対処行動が継続されるとともに、シナイ半島におけるエジプト・イスラエル間の停戦監視活動などを行う多国籍部隊・監視団へ司令部要員の派遣等国際社会の要請にも的確に対応し、国際的にも高い評価を受けております。
 これらの国内外での活動により、国民の自衛隊に対する信頼と期待は一段と高まっており、自衛隊を支援する防衛協会の活動は益々重要性が高まってきています。
 昨年は、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から一部の事業中止及び縮小等を余儀なくされましたが、各都道府県防衛協会と全国防衛協会連合会が更に連携を深め、新型コロナウイルス感染の動向を見極めつつ各種事業を一層推進して参りたいと考えますので、皆様の御協力をお願い申し上げます。
 おわりに、新型コロナウイルス感染症の一日も早い終息を願いますとともに、各協会のますますの充実・ご発展と、会員各位のご多幸を祈念して新年のご挨拶とさせていただきます。
 

令和2年年頭挨拶“各種事業を着実に進め、その活動を更に充実していく”

 全国防衛協会連合会 会長 佃和夫
                 防衛協会会報第149号(2.1.1)掲載
 明けましておめでとうございます。
 会員の皆様におかれましては、ご家族ともどもお健やかに新年を迎えられたことと、心よりお慶び申し上げます。昨年は連合会創立30周年の節目の年にあたり、記念事業として各種活動を実施致しましたが、会員の皆様には真摯かつ積極的にご参加頂き厚く御礼申し上げます。
 世界の安全保障環境を顧みますと、政治・経済・軍事にわたる国家間の対立が顕在化しています。また、大量破壊兵器の拡散、地域紛争、国際テロ、宇宙及びサイバー等の新たな領域における脅威等、一国での対応が困難な安全保障上の課題についても、国際的な連携努力にもかかわらず、一向に解決の兆しが見られないまま不透明・不確実な状況が続いています。
 加えて、我が国周辺においては、北朝鮮の度重なるミサイルの発射、中国による尖閣諸島周辺海空域での軍事活動の拡大・活発化等が続いています。
 このような中で、自衛隊の皆様は、周辺海空域の警戒監視や海外任務はもとより、大規模自然災害等にも即応するため、日々訓練に精励されています。
 昨秋の台風による大規模災害での活動に見られるように、自衛隊の皆様は迅速かつ的確に対応し、被災者の救助や被災地の復旧活動においても大いに活躍しています。
 国外では、ソマリア沖・アデン湾で海賊対処行動を継続すると共に、シナイ半島でエジプト・イスラエル間の停戦監視活動等を行う多国籍部隊・監視団に司令部要員を派遣しています。国際社会の要請に的確に対応している自衛隊の活動は、国際的にも高く評価されています。
 これらの国内外での活動により、国民の自衛隊に対する信頼と期待は一段と高まっており、自衛隊を支援する防衛協会の活動も益々重要性が高まってきています。
 全国防衛協会連合会は、設立当初から「国民の防衛意識の高揚を図り、防衛基盤の育成強化に寄与するとともに、自衛隊の活動を支援・協力することを目的」として活動してまいりました。当連合会は、防衛講演会をはじめ各種事業を着実に進め、その活動を更に充実していきたいと考えています。
 時代は平成から令和となりましたが、設立当初の志に思いを致し、各都道府県防衛協会と全国防衛協会連合会が更に連携を深め、各種事業を一層推進して参りたいと考えますので、本年も引き続き皆様のご協力をお願い申し上げます。
 おわりに各協会のますますの充実・ご発展と、会員各位のご多幸を祈念して新年のご挨拶とさせていただきます。

ご挨拶 全国防衛協会連合会会長    佃 和夫     平成31年4月1日

   全国防衛協会連合会が創設30周年の節目を迎えるにあたり、この度ホームページをリニューアル致しました。より多くの皆様にご覧いただき、当連合会の活動等についてこれまで以上にご理解いただけましたら幸甚です。
 当連合会は、この30年の間に全国各地に多くの会員を有する民間団体に発展致しました。これはひとえに各都道府県の防衛協会や協力団体の皆様、会員の皆様方のたゆみないご尽力の賜物と、ここにあらためて感謝申し上げます。
 当連合会は、自衛隊の皆様が、我が国の安全保障という重大な任務に日夜精励できるよう「国民の防衛意識の高揚」と「自衛隊の活動への支援・協力」を主たる目的として、会員の皆様の声を踏まえつつ、これまで事業を推進して参りました。今後も引き続き会員の皆様との連携を深めながら、一層の会勢拡大を図るとともに、各種事業に着実に取り組むことで当連合会の目的を果たして参ります。
   最後に各都道府県の防衛協会及び協力団体のますますのご活躍とご発展、並びに会員の皆様のご健勝を祈念致します。            引き続き変わらぬご支援・ご協力を心よりお願い致しまして、ご挨拶とさせていただきます。

平成31年新年挨拶“創立三十周年を迎え思いを新たに”

全国防衛協会連合会 会長 佃 和夫

                        防衛協会会報145号(31.1.1)掲載

明けましておめでとうございます。

 会員の皆様には、ご家族ともどもお健やかに新年を迎えられたことと、心よりお慶び申し上げます。皆様には、旧年中、真摯かつ積極的に防衛協会の活動にご参加いただき厚く御礼申し上げます。

 昨年は、全国各地で発生しました地震災害、豪雨災害等で多くの方が被害に遭われました。そのような中で黙々と作業される自衛隊員の姿は多くの国民に感銘を与えております。
 過酷な状況下で国民の安全を守るため懸命に働いている自衛隊員への終始変わらぬ支援・協力に努められている会員の皆様に心から感謝申し上げます。
 わが国周辺の安全保障環境は、北朝鮮の核施設の廃止が前向きに進展し非核化につながることが期待されますが、道のりは厳しいものと予想されます。
 また、中国による尖閣諸島周辺海空域での領海・領空侵犯等を含む周辺海空域での活発な行動は、国民が脅威を身近に感じるものです。このような状況は、不安定要因をますます顕在化させており、一段と厳しさが増しています。
 自衛隊の皆様は、日夜わが国の安全保障という重大任務に精励されるとともに、国内外において様々な活動を展開されており、国民の自衛隊に対する信頼と期待は一段と高まってきています。
 防衛協会が、その目的とする「防衛意識の高揚」と「自衛隊への支援・協力」を進めるためには、自衛隊を取り巻く環境の変化と会員の声を踏まえて事業を推進していくことが重要と考えております。
 全国防衛協会連合会は、本年創立30周年を迎えます。この節目の年にあたり、これからの防衛協会のあるべき姿に思いを新たにして、会員の皆様との連携を更に深め、会勢拡大を含め各種事業を着実に推進して参りたいと考えておりますので、皆様のご協力をお願い申し上げます。
 終わりに各協会のますますのご発展と、会員各位のご多幸を祈念して新年のご挨拶とさせていただきます。

 

平成30年“新年のご挨拶”

佃 会長
全国防衛協会連合会会長 佃 和夫
全国防衛協会連合会会報第141号(30.1.1)掲載
 
 
国民の防衛意識の高揚 防衛基盤の育成強化に寄与 
 
 明けましておめでとうございます。 会員の皆様には、ご家族ともどもお健やかに新年を迎えられたことと、心よりお慶び申し上げます。皆様には、旧年中、真摯かつ積極的に防衛協会の活動にご参加いただき厚く御礼申し上げます。 

 昨年を振り返りますと、世界の安全保障環境はシリア情勢、イスラム国をめぐる中東諸国の混迷化、世界各地で頻発するテロ等、国際的な連携努力にもかかわらず一向に好転の兆しが見えないまま不透明・不確実な状況が続いています。 

 一方、日本を取り巻く安全保障環境では、北朝鮮の原水爆実験と度重なるミサイルの発射実験、中国による尖閣諸島周辺海空域での領海・領空侵犯等不安定要因が一層顕在化してきており、一段と厳しさを増しています。
 
 このような中で、自衛隊の皆様は、周辺海空域の警戒監視や海外任務はもとより、大規模自然災害等にも即応した対処をするため日々訓練に精励されております。
 
 昨年全国各地で発生した台風や豪雨・暴風雨等における人命/災害救助活動等でも大いに活躍されています。
 
 国外では、アジア・太平洋地域の平和と安定のため、米国、オーストラリアをはじめとして関係諸国との防衛協力・交流を強化するとともに、国連南スーダン共和国ミッション(UNMISS)のニーズに対応した活動やソマリア沖・アデン湾における海賊対処行動などを行っており、国際的にも高い評価を受けております。
 
 これらの国内外での活動により、国民の自衛隊に対する信頼と期待は一段と高まってきており、自衛隊を支援する防衛協会の活動は益々重要性が高まってきています。
 
 全国防衛協会連合会は、その設立当初から「国民の防衛意識の高揚を図り防衛基盤の育成強化に寄与」するとともに、「自衛隊を支援・協力してその発展に寄与」すべく活動してまいりました。また、自衛隊活動の法的基盤が強化されたことを踏まえ、当防衛協会は研修、防衛講演会をはじめ各種事業を着実に進め、その活動を更に充実していきたいと考えます。
 
 全国防衛協会連合会は、今年30年目という大きな節目の年を迎えます。この記念すべき節目の年に向けあらためて設立当初の志に思いを致し、各都道府県防衛協会と全国防衛協会連合会が更に連携を深め、各種事業を一層推進して参りたいと考えますので、皆様の御協力をお願い申し上げます。 

 おわりに各協会のますますのご発展と、会員各位のご多幸を祈念して新年のご挨拶とさせていただきます。

就任のご挨拶(防衛協会会報第112号22.10.1)

全国防衛協会連合会会報第112号(22.10.1)掲載)
 
就任にあたり
 
 本年6月に山口前会長の後を受け、全国防衛協会連合会、東京都防衛協会の会長に就任致しました。
 
 この度、長年協会に多大な貢献をされた山口前会長の突然の訃報に接し心より哀悼の意を表します。
 
 私は三菱重工業の社長・会長として、戦闘機、ミサイル、潜水艦、護衛艦、魚雷、戦車等の最先端の装備品を製造する仕事に携わって来ました。また現在は経団連防衛生産委員会の委員長、日本航空宇宙工業会の会長を務める関係から、我が国防衛産業のあり方、防衛生産・技術基盤の維持・向上等につき、産業界を代表して政官各界の方々とお話をさせていただく機会も多くあります。
 
 今回縁有ってお話をいただき、全国防衛協会連合会の会長職をお引き受けしたのは、防衛意識の高揚、防衛基盤の育成強化、自衛隊の活動への支援・協力を目的とする当会の活動に、私の一民間人としてのこれまでの経験が多少なりともお役に立てるのではないか、との思いからです。微力ながら全力で協会活動に尽力してまいりますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。
 
 現在、日本を巡る安全保障環境としては北朝鮮の核や弾道ミサイルの問題、我が国周辺国の軍備増強などの不安定要因が存在しています。一方で我が国の防衛については、厳しい財政事情により防衛予算が漸減する状況が続き、防衛産業が担う防衛生産・技術基盤は弱体化しつつあります。また普天間基地の移設問題が日米関係を考える上で予断を許さぬ難しい状況を作っております。
 
 この様な状況下で、政府の新たな「防衛計画の大綱」の検討に資するため、本年2月に首相の私的諮問機関である「新たな時代の安全保障と防衛力に関する懇談会」が設置され、8回にわたる懇談会を経て本年8月末に報告書が菅首相に提出されました。
 
 この報告書では、日本の安全を維持する最善の道として、日本がより地域と世界の平和に貢献する能動的な「平和創造国家」へ成長することを提唱しています。防衛力のあり方として、弾道ミサイル、特殊部隊・テロ・サイバー攻撃への対応、離島・島嶼の安全確保等の多様な事態とそれらが同時に発生する複合事態へ対処する必要性、平素から情報収集・警戒監視・偵察(ISR)活動を含む高い運用能力を明示する「動的抑止力」の重要性を述べています。また防衛力を支える基盤として国内の防衛生産・技術基盤維持の重要性、国際共同開発を可能にするための武器輸出政策の見直し等が盛り込まれ、大きな意義の有る提言であると感じております。更に日米安保体制を重視し、米艦船の防護や米国へ向かう弾道ミサイルの迎撃の必要性も述べられています。 これらの内容が「防衛計画の大綱」に反映され、政策として実行される事を強く希望します。
 
 自民党政権時代にも同様に「安全保障と防衛力に関する懇談会」が設置され昨年8月に当時の麻生首相に報告書が提出されています。しかるに今年2月には民主党政権下で懇談会のメンバーが一新され、改めて今回の報告書が作成されたわけでありますが、結果として今回の報告書でも昨年の報告書の論旨の主要な部分は踏襲され、加えて、更に踏み込んだ充実した内容となっています。自民党政権下でも民主党政権下でも、また委員のメンバーは変わっても、審議の結果出された内容は、基本的なところでは大きな違いは無かったということです。防衛に関する重要な課題とその解決の方向性について有識者・専門家の間で認識は共有されているのだ、と心強く感じています。
 
 更に私が最近感じているのは、日本のマスコミの報道にも変化が見られるということです。過去には安全保障の問題を正面から議論することも憚られる雰囲気がありましたが、最近は周辺国の軍備増強や艦艇・航空機の活動を報道するのみならず、安全保障上の懸念・課題について積極的に論じている、と感じられるのです。これは国民全体の安全保障に対する理解が進んだ結果ではないか、と考えています。
 
 このように防衛省・自衛隊に対する国民の理解が進んだ理由の大きな一つは、自衛隊の方々が我が国の安全保障という重大任務のみならず、国民の生命と財産を守るための災害派遣や、国際貢献等の過酷な任務に日々尽力している事を多くの方々が知り、それを高く評価しているからではないでしょうか。
 
 今後更に国民の安全保障に対する意識が高まるよう、各協会が活発に活動されることを期待いたします。また、当連合会としても自衛隊を支援・協力する活動をより一層強化して行きたいと考えております。何とぞご理解の上、一層のご協力をお願い致します。おわりに各協会のますますのご発展と、会員各位のご多幸を祈念して、私のご挨拶とさせていただきます。

平成22年6月1日 就任のご挨拶

就任時の佃和夫会長挨拶(平成22年6月1日)
 
 私は、本日の総会で前山口会長の後を受け、全国防衛協会連合会の第3代会長に就任いたしました佃和夫(三菱重工業株式会社 取締役会長)で御座います。
 
 東京都防衛協会等の各都道府県防衛協会の連合体である全国防衛協会連合会は平成元年の設立で、この組織は、今や防衛省に対する民間協力団体としては最大のものとなっていると伺っておりますが、これに至るまでには大変なご苦労がおありだったことと、皆様方の御労苦と御努力に敬意を表する次第であります。
 
 戦後60年余に亘り、わが国は平和と繁栄を享受してきましたが、それはわが国が独立を保ち得て平和かつ安全であったからであり、その独立と平和の確保は、「精強な自衛隊の存在」と「日米安全保障体制の堅持」によって果し得たものと考えられます。しかし、その根底には「自分の国は自分で守る」という国民の気概のあることが不可欠であります。
 
 その意味で、「防衛意識の涵養・普及・高揚」と「自衛隊の支援・協力」を目的とする防衛協会の役割は極めて重要なものと考えます。
 
 国家存立の基本である防衛に関し、この防衛協会の果たす役割の重要性に思いを致し、山口前会長をはじめ防衛協会の皆様方がこれまで築き上げてこられた業績の上に、更にこれを発展させていくべく微力を尽くして参ることをお約束しますとともに、皆様の御協力をお願い申し上げ、就任の挨拶と致します。
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