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部隊研修

令和2年

創立30周年記念研修(沖縄・与那国島) 令和2年1月28日~30日

 防衛協会会報第150号(2.4.1)掲載
     『最前線の防人たち』
 
 全国防衛協会連合会は、30周年記念事業の一環として、1月28日~30日の3日間の日程で沖縄・与那国島研修を行った。
 千葉常任理事を研修団長、丑山常任理事を副団長として、全国から会員及び特別会員総勢24名が参加、連合会の活動に新たな1ページを加えた。
 1月28日、集合場所の那覇空港で結団式を行い、シーメンズクラブで昼食後、午後から研修をスタート。
 
第1日目(1月28日)
 
空自第9航空団研修
  シーメンズクラブから空自那覇基地の南西航空方面隊所属第9航空団に移動。千葉研修団長による稲月団司令表敬の後、那覇基地の概況説明、第9航空団の任務説明、F―15戦闘機の地上展示・操縦席への着座体験の順に研修した。
 国交省管理の官民共用の那覇空港では、研修中も目前で競うように、自衛隊と民間の航空機が頻繁に離発着を繰り返していた。
 元年度の3四半期までの統幕報道資料によれば、特に中国機に対する緊急発進回数が近年急増している影響もあり、空自全体(742回の62%強461回)の緊急発進を南西航空方面隊が担っている。
 今回の部隊研修を通じ、最前線で防空任務の一翼を担っている隊員の緊迫感が切々と伝わってきた。
 
陸自第15ヘリコプター隊研修
 次に、空自那覇基地内の陸自第15旅団所属第15ヘリコプター隊に移動。緊急患者空輸実績等の概要説明の後、救急器材の展示、連絡偵察機LR―2及び輸送ヘリコプターCH―47JAの地上展示・機内説明の順に研修した。
 同隊は、南西諸島地域において、空中機動力を有する陸自唯一の部隊である。 
急患空輸に関しては、航続距離が短く夜間飛行運用に不向きな民間ドクターヘリに代わり、南西諸島広域をカバーし、24時間交代で常時10名が待機している。
昼夜の別・天候の如何を問わず、毎年約200件もの急患空輸要請に応え、離島に暮らす住民の命綱となって頑張っている隊員に対し、心から声援を送りたい。
 
陸自第15旅団研修
 南西防衛第1線守備部隊として沖縄県に所在の同旅団は、広大な地域の防衛警備・災害派遣を担任する。
 歴史的経緯もあり、沖縄県は不発弾の発見が多い。担任する第101不発弾処理隊が、常時1個組3名の隊員で直ちに出勤できる態勢を維持している。当隊の年間約600発の処理数は、日本全体の処理数の半分近くに及んでいる。
 研修当日も、午前中に不発弾を処理した精悍な若い隊員が、何事もなかったかのように装備品展示説明員として参加していた。
 
第2日目(1月29日)
 
嘉数台公園研修
 最初に、嘉数の戦闘で有名な嘉数台公園の展望台に上り、「世界一危険な基地」と言われる米軍普天間飛行場を眺望。宜野湾市の中心に位置し、市の面積の約25%を占めている現状を目の当たりにした。
 
在沖米国総領事公邸訪問
 その後、徒歩で近くの在沖米国総領事館の総領事公邸を訪問。門前でロバート
・ケプキー総領事の出迎えを受け、宜野湾市内を一望できる公邸で「のり子」ご夫人を交えて歓談した。
流暢な日本語を駆使し、日米同盟・友好関係の重要性を熱く語る総領事の姿が印象的であった。
 
海自第5航空群研修
 続いて、空自那覇基地内の海自那覇航空基地に所在する第5航空群司令部に移動。金嶋群司令を囲んで記念撮影・表敬・会食の後、第5航空群の概要説明、P―3Cの地上展示・機内説明の順に研修した。
 第5航空群は、尖閣諸島を含む南西海域の「防衛の要」として、警戒・監視、情報収集、捜索救難活動等を毎日行っている。
 また、1月11日には、ソマリア沖・アデン湾における海賊対処行動に従事するため、要員60人とP―3C哨戒機2機が出国、全38回中、13回目の派遣となる。
 彼らの安全と任務の完遂を祈ってやまない。  
 
第3日目(1月30日)
 
陸自与那国駐屯地研修
 29日午後、那覇空港を出発し、石垣空港経由で空路与那国島入りした。
 30日午前、バスで島内を一周。途中、猛烈な台風にもびくともしない瀟洒な官舎や天然記念物の与那国馬の放牧場等を車窓見学しつつ、与那国駐屯地に移動。古賀与那国沿岸監視隊長兼与那国駐屯地司令を囲んで記念撮影・隊員食堂で会食の後、駐屯地の概要説明、光線銃利用の射撃訓練シミュレータの見学、駐屯地内施設見学の順に研修した。
 駐屯地の建物は、敷地外の官舎も含め、赤茶色の瓦と白色の外装に統一され、島の大自然の景観に良く馴染んでいる。
 一方、島ならではの厳しい自然環境の下では、施設の維持管理に関する苦労が絶えない。例えば、島内は空気中の塩分濃度が高く、海塩粒子により空調ダクトや各種設備の腐食、電気系統のトラブル等が発生しやすい。これには、塩害対策用の『耐塩フィルタ』により機器の不具合防止対策を講じているものの、高塩分濃度の影響もあり、フィルタの寿命は短めである。
 また、硬水の真水は飲用に支障はないが、そのままでは配管内部へのスケール付着が激しい。このため、水処理装置により、硬度を下げて配管内部へのスケール付着防止を図っている。
 駐屯地が開設されて4年。1500人を割り込んでいた島の人口は、自衛隊員とその家族を合わせた約250人が移り住んだことで1700人台に増加し、島に活気が戻ってきた。さらに、与那国小学校は隊員の子供の通学で統廃合の危機を脱している。
 昨年12月新着任の古賀司令は、学齢期の子供を伴い家族帯同で赴任している。これは、島民とともにありたいという何よりも強烈なメッセージになっている。実際、島民との交流、信頼関係の醸成も進み、隊員は地域行事・祭事などにも積極的に参加している。
 国境の島の新駐屯地が、自衛隊と島民とが共存共栄する良きモデルケースとなることを願ってやまない。
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