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要望書

7月29日、令和4年度『防衛問題に関する要望書』を佃会長から岸防衛相に対し手交

                  佃会長(左)から岸防衛相に対し、要望書を手交
 7月29日(金)、全国防衛協会連合会の佃和夫会長は、金澤博範理事長及び高松剛常任理事とともに、「防衛問題に関する要望書」を携えて、防衛省(市ヶ谷)を訪問した。
 防衛大臣室において、佃会長から岸信夫防衛相に対し、凶弾に倒れ、逝去された実兄の安倍晋三元首相のお悔やみを申し上げた後、要望書を手交した。
 その後、テーブルを挟んで対面で着席し、佃会長から要望書記載の3点についての説明があり、岸防衛相からは要望書の内容に対する国の取組・施策等についての回答があった。その要旨は以下のとおり。

①憲法改正について
 現行憲法については、今の時代に相応しいものであり続けているかどうか、積極的な議論が行われることが重要であると考えており、国会における憲法改正に係る議論が進むことを期待している。

②国防意識の高揚を図るための各種施策の充実
 防衛相・自衛隊の広報活動としては、例えば、毎年、防衛白書を発行しているが、昨年からは、小学校高学年から中学生を主たる対象とし、より平易なかたちで記載した「はじめての防衛白書」を発行している。また、記者会見、SNS、ホームページ等を通じて、国民の様々な世代の方々に伝えている。特に、ツイッターをはじめとするSNSのツールを活用して自衛隊の活動等について積極的な情報発信に努めている。他方、広く国民の皆様に自衛隊の活動等について理解していただくためには、民間の力も必要であり、防衛協会会員の皆様にも防衛省・自衛隊の取組や「はじめての防衛白書」の内容を広く紹介していただくなど、支援をいただきたいと考えている。

③自衛官の処遇向上
 我が国の国防を担う自衛官としてふさわしい処遇を確保することは重要であると認識している。給与に関しては、毎年、任務の特殊性を踏まえた手当の改善を行っている。給与以外にも、隊舎等の建替えや日用品等の確保等による生活・勤務環境の整備、ワークライフバランスの確保のための働き方改革の推進などを着実に推進している。防衛計画の大綱等の改定に係る検討を行う中で、更なる処遇の改善についても検討を進めていく。
 
 政府として、現在、新たな国家安全保障戦略等の策定に向けて検討を進めており、そのプロセスの中で、防衛力の抜本的強化を推進していく。今年は防衛省にとって大事な年であり、諸施策を進めるにあたっては、国民の皆様のご理解が不可欠である。
                      左から佃会長、岸防衛相、金澤理事長
佃会長が岸防衛相に対して要望書の趣旨について説明している様子。テーブルの手前左から齋藤給与調査官、岸防衛相、安居院広報課長。テーブルの対面右から金澤理事長、佃会長、高松常任理事

令和4年度要望書

令和4年度防衛問題に関する要望書 

全国防衛協会連合会は、各都道府県防衛協会の連合体として「防衛意識の高揚」と「自衛隊への支援・協力」を目的に活動しています。共通の目的を持つ民間有志の集まりとして、市民の立場の素朴な疑問から、防衛問題に関して要望するものです。


    第一点 憲法改正

 

我が国を取り巻く安全保障環境が近年一層厳しさを増す中、関係者の努力は並大抵のものでないことを十分理解し、応援しています。その一方で国民の国防意識や自衛隊に対する理解は、残念ながら決して高くはありません。

 そのため、国防に関する記述が欠落している憲法をできるだけすみやかに改正して、国防の中核たる自衛隊の位置づけを明確化することを要望します。憲法改正により、国民の自らの国を守るとの国防意識が高まるとともに自衛隊に対する理解が各段に進むものと確信します。                   

   第二点 国防意識の高揚を図るための各種施策の充実

 

憲法改正と同様に、国防のさらなる充実を図る上で、国民一人一人が、国家に対する誇りと国防に取り組むことの重要性について、正しく理解することは、極めて重要です。

そのため、学校教育の場はもちろんのことあらゆる機会を通じ、国防意識の高揚を図るための各種施策の充実を要望いたします。これにより、自衛隊に対する理解もさらに促進するものと確信します。

 

    第三点 自衛官の処遇向上

 

自衛官及び自衛隊部隊等に対する施策は、逐次充実してきており、関係各位のご努力に深甚なる敬意を表します。しかしながら大変なご努力にもかかわらず、自衛官の処遇は、諸外国軍人の処遇と比較してもなお不十分であり、国家として自衛官の責任感・使命感に応えきれていないと感じます。自衛官の特殊性を十分に考慮した各般の処遇を改善することで、現職自衛官の任務遂行に国家として報いると共に、大変に困難な状況にある自衛官募集の問題を解決することにもつながると確信します。

以上、要望します。

                             

                        令和4年7月29日

                             全国防衛協会連合会

       会長 佃 和夫

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