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要望書

令和6年8月8日、「防衛問題に関する要望書」を大宮会長から木原防衛大臣に手交

 8月8日(木)、全国防衛協会連合会の大宮英明会長は、島田和久理事長・岸川公彦常任理事・粕谷大作常任理事とともに、「防衛問題に関する要望書」を携えて、防衛省(市ヶ谷)を訪問。第一省議室において、大宮会長から木原稔防衛相に対して要望書が手交された。

 その後、各テーブルを挟んで対面で着席。最初に大宮会長から要望内容の概要説明があり、木原防衛相からは、項目ごとに取り組みの現状、施策への反映状況・進捗状況等について回答があった。

全国防衛協会連合会は、各都道府県防衛協会等の連合体として、平成元年に発足して以来「防衛意識の高揚」と「自衛隊への支援協力」を目的に活動している。この共通の目的を持つ民間有志の集まりとして、国民としての目線から、防衛問題に関して毎年関係方面に要望しているものである。

要望書では、要望項目を次の三点に絞って強く要望している。

①憲法改正について

②国防意識の高揚を図るための各種施策の充実

③自衛官の処遇向上(下段に全文掲載)
要望書手交後の記念写真。左から岸川常任理事、大宮会長、木原防衛相、島田理事長、粕谷常任理事の順
要望書を手に取り、要請に対する取り組み等について説明する木原防衛相(左テーブル奥。手前は島晴子広報課長)。右テーブルは、奥から岸川常任理事、大宮会長、島田理事長、粕谷常任理事の順

令和6年度要望書

令和6年度防衛問題に関する要望書 

全国防衛協会連合会は、各都道府県防衛協会の連合体として「防衛意識の高揚」と「自衛隊への支援・協力」を目的に活動しています。共通の目的を持つ民間有志の集まりとして、国民としての目線から、防衛問題に関して要望するものです。


    第一点 憲法改正

 

我が国を取り巻く安全保障環境が近年一層厳しさを増す中、関係者の努力は並大抵のものでないことを十分理解し、応援しています。その一方で国民の国防意識や自衛隊に対する理解は、残念ながら決して高くはありません。

 そのため、国防に関する記述が欠落している憲法をできるだけすみやかに改正して、国防の中核たる自衛隊の位置づけを明確化することを要望します。憲法改正により、国民の自らの国を守るとの国防意識が高まるとともに自衛隊に対する理解が格段に進むものと確信します。                   

   第二点 国防意識の高揚を図るための各種施策の充実

 

憲法改正と同様に、国防のさらなる充実を図る上で、国民一人一人が、国家に対する誇りと国防に取り組むことの重要性について、正しく理解することは、極めて重要です。

そのため、学校教育の場はもちろんのことあらゆる機会を通じ、国防意識の高揚を図るための各種施策の充実を要望いたします。これにより、自衛隊に対する理解もさらに促進するものと確信します。

 

   第三点 自衛官の処遇向上

  

自衛官及び自衛隊部隊等に対する施策は、逐次充実してきており、関係各位のご努力に深甚なる敬意を表します。しかしながら大変なご努力にもかかわらず、自衛官の処遇は、諸外国軍人の処遇と比較してもなお不十分であり、国家として自衛官の責任感・使命感に応えきれていないと感じます。自衛官の特殊性を十分に考慮した各般の処遇を改善することで、現職自衛官の任務遂行に国家として報いるとともに、大変に困難な状況にある自衛官募集の問題を解決することにもつながると確信します。

  以上、要望します。

                             

                        令和6年8月8日

                             全国防衛協会連合会

       会長 大宮 英明

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