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創立20周年記念事業

全国防衛協会連合会創立20周年を祝う

 全国防衛協会連合会は平成元年10月25日、各都道府県の防衛協会や自衛隊協力会等の連合体として結成され、今年で創立20周年を迎えた。ここに至る20年の歩みを回顧し、全会員が本会創立の初心にかえって、目的達成に一層励み、新たな飛躍を期すべく、20周年記念事業が計画された。
 創立20周年記念式典は記念講演に引き続き、6月18日、グランドヒル市ヶ谷(東京・新宿区)において挙行された。式典には各都道府県の防衛協会(一部自衛隊協力会など)の会長等に加え、内閣総理大臣代理列席の下、防衛大臣をはじめ、自衛隊、政財界、友好諸団体及び協力企業等から、当連合会の発展に多大の支援・協力を頂いた関係の方々約310名を迎えて、厳粛に行われた。その後、自民党幹事長や与党代表、並びに歴代防衛大臣及び長官、特別会員等約450人が参加して記念祝賀会が盛大に行われた。
 本ページは、記念特集とし、記念事業全般をまとめて掲載した。
記念誌
「全国防衛協会連合会創立20周年記念誌」
図書紹介参照
安全保障小冊子
「日本の防衛Q&A よくわかる国の守り」
ロゴマーク
最優秀作品賞 工藤和久氏
お知らせ参照
海外研修
「韓国研修」
部隊研修参照
キャンペーン
会員拡大キャンペーン
別途
記念行事
(財)平和・安全保障研究所前理事長渡邉昭夫氏
在任14年の回顧(組織・事業の拡大に尽力)
川口前事務局長
連合会結成の経緯
連合会事務局
初代の会長・副会長・理事長
歴代の会長・理事長等
全国防衛協会連合会設立趣意書(発起人)

記念式典

 創立20周年記念式典は記念講演に引き続き、6月18日、グランドヒル市ヶ谷(東京・新宿区)において挙行された。式典には各都道府県の防衛協会(一部自衛隊協力会など)の会長等に加え、内閣総理大臣代理列席の下、防衛大臣をはじめ、自衛隊、政財界、友好諸団体及び協力企業等から、当連合会の発展に多大の支援・協力を頂いた関係の方々約310名を迎えて、厳粛に行われた。

主な式典参加者

(敬称略)
【内閣府・防衛省】
●内閣総理大臣代理 内閣官房副長官 松本 純
●防衛大臣 浜田 靖一 
●防衛副大臣 北村 誠吾 
●防衛大臣政務官 武田 良太 
●防衛大臣政務官 岸 信夫  
●防衛事務次官 増田 好平 
●統合幕僚長 折木 良一  
● 陸上幕僚長代理(副長)陸将 関口 泰一 
● 海上幕僚長 海将 赤星 慶治 
●航空幕僚長 空将 外薗 健一郎
【講師】
●(財)平和・安全保障研究所前理事長 渡邊 昭夫
【友好団体】  
●(社)日本郷友連盟会長 寺島 泰三 
●(社)隊友会長代理 冨澤 暉 
●(社)全国自衛隊父兄会長 依田智治

山口会長挨拶

防衛は国家存立の基本
挨拶中の山口会長
 
 本日ここに、麻生内閣総理大臣代理=松本内閣官房副長官、浜田防衛大臣をはじめ多数の御来賓をお迎えして、全国防衛協会連合会創立20周年記念式典を挙行できますことは、喜びに堪えません。
 顧みますと、昭和29年自衛隊が発足して以来、革新勢力による反米・反自衛隊闘争が激化する中で、日夜黙々と訓練に励み、又災害時には派遣業務に欣然と従事する自衛隊及びその隊員の姿を見て、これを何とか激励支援しようではないかと、昭和32年頃から、自衛隊が駐屯する市区町村を中心に、地域住民によって防衛協会や自衛隊協力会が結成されて参りました。これがそもそも私達の活動の始まりであります。
 そして昭和37年頃からはそれらが逐次各都道府県単位にまとまり、活動の輪を広げて参りました。この私達の活動を一層効果的にするため、平成元年に、各都道府県防衛協会の総意で、連合組織として全国防衛協会連合会が設立されました。
 私達は、特別に国防や自衛隊に関係のある者だけの集まりではなく、素朴に国を愛し自衛隊を思う気持ちを有する人々によって自発的、自然発生的に結成された純粋な民間人の団体の連合体であります。
 幸いに、国民の防衛意識は漸次高まり、私達の組織も年を追って拡充され、今日では全国の会員が60万余名を数える民間最大の自衛隊協力団体に発展しております。
 この間の長い歩みを通して、ご懇篤なるご指導・ご支援を賜わりました防衛省をはじめ協力企業・団体その他多くの関係の方々に改めて厚く御礼を申し上げますとともに、今日まで終始熱心に本会の目的達成と発展のためにご尽力いただきました会員各位に対し深く感謝いたします。
 さて、現下の内外の情勢をみますと、世界は深刻な経済金融危機に見舞われており、また安全保障面でも、依然として世界各地で困難な問題が山積しています。国際情勢は極めて重要な局面にさしかかっていますが、いずれにいたしましても、国民の幸せは、国の平和と安全が保たれてこそ実現できるものであり、またそれらは日々訓練に励み士気の高い精強な自衛隊の存在と国民一人ひとりに自らの国は自らが守るという気概がなければ全うできるものではありません。
 私達は、そのことを肝に銘じ、本式典に先立って行われた総会において、全国防衛協会連合会、各都道府県防衛協会、及びその傘下にある全国各地の自衛隊協力会・防衛協会ともども先ずはその基盤をなす会員の拡大に努力し、その活動を更に充実・強化していくことを全会一致で宣言したところであります。
 私達は、改めて防衛が国家存立の基本であることを認識し、益々活動を強化していく所存であります。今後とも従前に変わりませぬご協力を賜わりますようお願い申し上げます。
 最後に、本式典にご参列いただきましたご来賓の皆様に厚く御礼申し上げますとともに、各協会の益々のご発展と会員各位のご健勝をお祈りして、ご挨拶といたします。
平成21年6月18日   全国防衛協会連合会 会長 山口信夫

麻生内閣総理大臣祝辞(代理:松本官房副長官)

麻生内閣総理大臣
防衛協会の発展に期待
 
 全国防衛協会連合会が創立20周年を迎えられたことを、心よりお祝いし、一言、ごあいさつ申し上げます。  
 連合会は、平成元年の創立以来、国民の防衛意識の高揚を図るとともに、自衛隊を激励支援し、協力するために、多方面にわたって活動を展開してこられました。  
 言うまでもなく、自衛隊は、日本の平和と独立を守るという、国家存立にとって最も基本的な役割を担う重要な組織です。自衛隊が、このような崇高な任務を果たすためには、自衛隊の活動に対する国民のご理解とご支援が、不可欠です。  
 そのような中、現在、約60万人もの会員の方々が、全国各地で、自衛隊に対する支援・協力のために熱心に活動されていることを、誠に心強く思います。山口会長をはじめ、会員の皆様方のこれまでのご尽力に対して深く敬意を表し、心から感謝を申し上げます。  
 連合会設立以来の、この20年間で、自衛隊を取り巻く環境は大きく変化しました。  
 今日の国際社会は、伝統的な国家間の関係から、国際テロリズム、大量破壊兵器の拡散の進展など、新たな脅威や、多様な事態への対応といった様々な課題に直面しています。  
 また、アジア太平洋地域では、先般も北朝鮮によるミサイル発射事案や核実験の実施があったように、安全保障上の諸課題が存在しています。  
 このような安全保障環境の変化にともない、自衛隊の活動の場も、国内外にひろがってまいりました。  
 先般の北朝鮮のミサイル発射事案では、自衛隊は、万が一の事態に備えて、部隊を展開しました。  
 さらに、自衛隊は、国際社会の平和と安定のため、現在でも、ゴラン高原やネパールのPKOや、インド洋での補給支援活動で汗を流しています。  
 そして、海賊対処のため、一万二千キロ離れたソマリア沖・アデン湾に、護衛艦「さざなみ」と「さみだれ」を派遣したのに続き、この6月からは、P-3Cを派遣し、日本関係船舶の保護の任に当たらせています。政府は、今国会に海賊対処法案を提出しましたが、本法案成立によって、自衛隊は海賊から外国船舶を守ることも可能となり、国際社会からの期待にも応えられるようになります。  
 このように、自衛隊が、内外の期待に十分に応え、立派に任務を遂行するためには、国民の皆様のご支援と、ご協力が不可欠であり、連合会の皆様の力強いご支援が、自衛隊の心の大きな支えとなります。  
 今後も、防衛協会連合会が、ご発展され、自衛隊に対して、引き続き、ご理解と、ご支援をたまわりますことを期待しまして、お祝いの言葉とさせていただきます。
平成21年6月18日  内閣総理大臣 麻生太郎

浜田防衛大臣祝辞

浜田防衛大臣
防衛協会の活動に感謝
 
  全国防衛協会連合会20周年、誠におめでとうございます。
連合会におかれましては、山口会長のもと、我が国の平和と繁栄のため、防衛意識の高揚と防衛基盤の育成・強化にご尽力されてこられました。また、日頃から、災害派遣部隊や国際平和協力活動などで海外に派遣される部隊に対し激励を頂くなど全国各地において様々な分野で支援のための活動を賜っており、隊員にとって誠に心強い限りであります。 心から感謝申し上げます。
 さて、今日の安全保障環境における脅威は、一層多様で複雑なものとなっております。非国家主体である国際テロ組織、核兵器などの大量破壊兵器や弾道ミサイルの拡散などへの対応が、国際社会における差し迫った課題となっております。 特に、先般の北朝鮮によるミサイル発射事案においては、防衛省・自衛隊として万全の態勢を整えて対応したところでありますが、北朝鮮の核やミサイルの問題などは、アジア・太平洋地域のみならず、国際社会の安全に対する深刻な脅威であります。
 さらに、国際的な安全保障環境を改善し、我が国に脅威が及ばないようにするためには、国際社会が協力して行う活動に主体的かつ積極的に取り組むことが必要となってきました。現在、自衛隊は、インド洋における補給支援活動、ゴラン高原やネパール等におけるPKOとともに、ソマリア沖・アデン湾における海賊への対処のための活動を実施しています。
 防衛省・自衛隊にとって、今は、大きな節目の時期であり、会員の皆様の御理解と御支援は、大きな支えであります。今後とも、防衛省・自衛隊に対しまして変わらぬ御支援と御鞭撻を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。 全国防衛協会連合会のますますの発展と、会員の皆様の御健勝と御多幸を心からお祈り致しまして、祝辞とさせていただきます。
平成21年6月18日  防衛大臣  浜田 靖一

表彰状・感謝状贈呈

会長・特別会員等を表彰
会長・特別会員等を表彰(敬称略)
 
【表彰状受賞者】
 
●会長及び元会長
▽北海道=伊藤義郎 ▽青森=菊池武正 ▽岩手=中野誠之助 ▽群馬=近藤英一郎 ▽茨木=幡谷祐一
▽奈良=出口武男 ▽高知=濱田耕一 ▽佐賀=長沼冨士男 ▽大分=安藤昭三 ▽宮崎=岩切達郎
 
●ロゴマーク関係者
工藤和久 小柴雅樹
 
 
【感謝状受賞者】
 
●元会長
▽滋賀=高橋宗治郎 ▽千葉=沼田武
 
●特別会員
● 広告掲載協賛
▽旭化成ホームズ㈱ ▽綜合警備保障㈱ ▽セコム㈱
▽アサヒビール㈱ ▽旭化成ホームプロダクツ㈱  
 
●会報編集協力
▽石田正俊

宣言発表

宣言
宣言を発表する野々口熊本青年部部長
 
 全国防衛協会連合会は、防衛意識の高揚を図り、防衛基盤の育成強化に寄与するとともに、自衛隊の活動を支援・強化するため、全国の同志相携えて発足し、活動を重ねて、ここに創立20周年を迎えた。  
 今世界の情勢をみれば、一体化が進み、相互依存関係が密になってきているとはいえ、世界各地では依然領土、民族、宗教、資源等をめぐる紛争、対立は絶えず、テロの恐怖から逃れられないでいる。  
 目をわが国周辺に転ずれば、国際社会の声に耳を貸さず核・ミサイル開発を推し進めている国家、長期間にわたり驚異的に軍事費を増加させ、外洋に軍事力を拡げている国家、わが国固有の領土を不法に占拠し続けている国家なだがあり、安閑としておれない情勢にある。  
 このような状況下において、国の防衛が国家存立の基本であることを思えば、わが国の防衛力は遺憾ながら法制、組織、装備、運用等の面で改善を要することが多々あり、自衛隊員が安んじてその任務に専念するためになすべきことが数多く残されている。  
 更に基本的には、国の平和と安全は、国民一人ひとりが自分の国は自らが守るという強い意志がなければ全うできないことが厳然たる事実である。  
 このため我々は、民間にあって、国民の間で防衛意識の高揚、防衛基盤の育成強化、自衛隊活動の支援・強化のため、その活動の実を更に挙げなければならないことを痛感する。
 よって我々は、この創立20周年を機に、決意を新たにしてその目的達成のため、全国各地のそれぞれの防衛協会において、その基盤となっている会員の拡大に注力し、活動を更に活発化することを、全国60余万会員の名において誓うものである。
右、宣言する。
平成21年6月18日  全国防衛協会連合会

記念祝賀会

自民党幹事長や与党代表、並びに歴代防衛大臣及び長官、特別会員等約400人が参加して記念祝賀会が盛大に行われた。
挨拶中の山口会長
 
祝電
元内閣総理大臣 中曽根康弘氏
 全国防衛協会連合会、創立20周年記念式典の開催を心よりお祝い申し上げます。  
 貴協会は、国民の防衛意識の高揚と自衛隊への支援・協力とを目的として、国を愛し、自衛隊を思う人々によって自発的に結成された純粋に民間の団体である全国各地の防衛協会や自衛隊協力会の連合体と伺っております。  
 そもそも国の平和と安全は、軍事力もさることながら、その基盤に自らの国は自らが守るという国民の確固たる意志があって初めて全うされるものであります。しかしながら、戦後わが国においては、この点の教育が疎かにされてきたきらいがあり、貴連合会がこの重要な役割を担ってこられたことに深甚の敬意を表します。  
 この創立20周年を機に、貴連合会とその会員である各県協会の更なるご活躍と、今後益々のご発展を心から期待しております。
東京都知事 石原慎太郎氏
 本日のご盛会を心からお慶び申し上げます。  
 貴連合会並びに貴協会の今後益々の御発展と、本日お集まりの皆様のご健勝とご多幸を祈念いたします。

祝 杯
折木統合幕僚長挨拶(乾杯)
 本日は全国防衛協会連合会の創立20周年、誠におめでとうございます。長い間、全国の自衛隊・機関が本当にご支援・ご協力戴きました。この場で御礼申し上げたいと思います。  
 本日制定されましたロゴ・マークに負けないように、陸・海・空自衛隊の力を合わせて、国内外の任務、訓練等に邁進してまいりたいと思います。  
 心を込めて、元気よく、乾杯したいと思いますのでご唱和お願い致します。  
 「山口会長はじめ、会員の皆々様、ご来席の皆様の御発展とご健勝を祈念しまして〝乾杯〟」

記念講演会

講師 (財)平和・安全保障研究所前理事長 渡邉 昭夫 氏
記念講演(要旨)
「大転換期」をどう乗り越えるか
 市ヶ谷台の陸軍士官学校で初代学校長を勤めた曾我祐準は私の曽祖父で、大村益次郎に協力し、兵学寮(その後幼年学校、士官学校となる)などを献策した人物です。西南戦争後の竹橋騒動では、駐屯部隊に不穏な動きがあるという情報を得て、深夜密かに行って対処したため、事なきを得ました。
 
歴史に学ぶ
 西郷隆盛と江戸城の無血開城を成し遂げた勝海舟は、『海舟語録』の中で「区々たることは学者先生にまかせ、俺などは理屈以上の呼吸でやる。これは文字の学問では出来ないことで、事上の錬磨で、しばしば男子一生の困難を経てはじめて出来る」と書いています。勝は修羅場をくぐった人だから自分の経験を重視していますが、一般的にはリデルハートの『戦略論』の冒頭に出てくる、history as practical experience、即ち「現実の経験が積み重ねられた歴史」に学ぶことが大切で、ビスマルクも「愚者は経験から学ぶ、私は他人の経験から学ぶ」と言っている通りです。
 最近、インドのジャーナリストのナヤン・チャンダ著『グローバリゼーション―人類5万年のドラマ』を読んだ。これによると、人類は5万年、6万年の歴史と共にある。150~2000人の人々がアフリカからより良い土地、より良い生活を求めて5万年6万年掛けて広がり、今や60億人になった。純粋な日本人、純粋な白人とはとんでもないようです。
 5万年6万年は、2000世代の歴史ですが、今日は近々150年、4~5世代の日本人の話をしたい。
 
4つの大転換
 安政5年の5カ国との条約から外交が始まって150年。福澤諭吉が『文明論之概要』に書いている外国交際です。ペリーが来る前の鎖国時代も外国交際があったではないか、という人もいるでしょう。しかし、近代的意味での国際関係は、200年にヨーロッパの一角で始まった。日本がそういう世界とどうやって付きあい、欧米に飲み込まれないように耐えてきたか。それは外交だけでなく、日本の国をどう作り変えるか、政治、経済などを根本から立て直す、極めて大きなことだった。そこから、明治維新後の様々な歴史が始まるわけです。
 次の大きな転機は第1次世界大戦(WWⅠ)です。これから「不確実の時代」に突入した、と色んな歴史家が言っている。19世紀には動かないと見られたものが動く「不確実の時代」、これがWWⅠだった。不確実に入っていた世界を相手にして日本の外交や防衛を展開しなければならない時代へ入った。それから我々は悩ましき時代に入る。
  WWⅠからWWⅡの間は、1919年から1939年までの丁度20年で、イギリスの学者によると「危機の20年」。日本を含む全ての世界の諸国民にとって極めて不安定。これを舞台にして様々な経験をし、遂には日米戦争に突入した。あの戦争は一体何だったのか。我々は何を間違ったのだろうか、という場合、こうした大きな舞台を知った上で、議論することが大切。
 読みにくい時代であった。WWⅠは基本的にはヨーロッパの戦争であったが、WWⅡは本当の意味でグローバルな戦争。もっと大きくは、歴史の中に日本やアジアが出てきたことで、大東亜戦争や太平洋戦争と呼んだりするが、私は「アジア・太平洋戦争」と呼びたい。
 冷戦が終ったあと、再び「不確実な時代」に入った。私自身が関わった「樋口レポート」があるが、明確に見えていたソ連や国際共産主義というような脅威でなく、不確定になった。それにどう備えるか。
 9.11直後は、これまでもやもやしていたものの正体がかなり明確になった。しかし、イラク戦争など考えると、問題が必ずしもはっきりと認識されないで、共通の時代認識を持つようになったとも言えない。
 
これからの最大の問題
 日本及びアジア諸国が直面する最大の問題は「北朝鮮の問題」であろう。北朝鮮は核兵器を持つことによって、歴史を切り開こうとしているが、簡単に片付く問題ではないだろう。北朝鮮をどうやってもっとオープンなところに引き出すか。
 結論から先に言えば、何らかの形で北朝鮮が変化する以外にないだろう。イラクでやったような形のレジームの転換も理論上は考えられるが、いろんな経緯から生じているので一刀両断に、快刀乱麻とは行かないだろう。北朝鮮問題の解決なくしては、東アジアの安定、平和はこない。極めて大きな問題を突きつけられている。
 北朝鮮に核武装計画を放棄させ、朝鮮戦争の停戦協定のままでいる不安定の状態を、もっと安定な状態に持っていく。この作業は密接不可分に関係している。
 私の考えは、日米同盟と米韓同盟の、2つの同盟の存在が問われている。非核で安定した平和の構造を如何に作り上げるか。
 ミサイル防衛システムなどの軍事的な体系の備えも必要であるが、それだけでなく、本来で言う「外交と政治」がフル回転して、がっちり取り組まなければいけない。これこそが、これからの日本の政治的リーダーシップに問われている大問題であると思う。
 この問題にどう日韓米の3カ国が創造力(イマジネーションとクリエーションの二つある)を発揮して、自分たちからリーダーシップを発揮し、成功するか。皆さんは事上訓練(即ち実地の訓練)に学ぶでしょうが、私は勝海舟に言わせると机上の空論のようなものです。ただ、皆さんと一味違った、今の時代をどう見ているかということについて感想の一端を述べさせて頂きました。

連合会20周年の回顧

在任14年の回顧 全国防衛協会連合会前事務局長 川口 渉 氏

組織・事業の拡大に尽力
 
 辞して1年が過ぎました。在任14年間に賜りましたご指導ご協力及びご厚情に深く感謝します。 本年は連合会設立20周年でもあり、印象深かったことを記したいと思います。
山口会長の存在の大きさ
 
 何といっても、会長の存在の大きさです。現在、理事会、総会には多数の出席者を数えます。最大の理由は会長が理事会・総会に必ず出席され、懇親会等で皆さんと親しく接し多くの方々と歓談され、一緒の写真撮影にも気易く応じられる等、包容力や魅力あふれる人柄、信望にあります。
  出席者から、「会長と話ができた」「一緒の写真が撮れた」等、喜びの声が多数届きます。 総会のとき、総理からの祝電が披露されます。橋本総理のとき、連合会の活動目的を説明し、総会への総理出席と祝電をお願いしました。出席は叶いませんでしたが、祝電が毎年届くようになりました。
 また、毎年4月、「総理と桜を見る会」が催され、連合会にも招待状が届きます。自民党本部へ行って要請した結果であり、会長の存在の大きさのお陰です。
 連合会の活動の源は、全会員の強い国防の気概と財政です。詳述しませんが、これも会長の力に負うところが大半です。
 東京都防衛協会(山口会長兼任)では、平成7年以来、防衛協会未結成の区、市、町村に土・日曜や夜出かけ、関係の方々と話し合い協会設立を呼び掛けました。その結果、奥多摩町、板橋区、武蔵野市、千代田・中央区、三鷹市、日の出町、豊島区に協会が結成されました。各協会の発起人や東京地本の皆様等、熱意をもって積極的にご尽力を賜りました。
「安全保障講座」の実施
 
 自衛隊発足40周年の平成6年、重松恵三常任理事の提案で、防大の協力を得て市民対象の「安全保障講座」を開催することになりました。以来毎年実施し、既に15回を数えました。
 一般市民を対象とするため、初回は場所の選定、広報、案内、警備、経費等で多くのことを考えさせられました。広報について云えば、パンフレットを作成し、各協会、地連を通じ、また色々の機会に配布しました。朝雲新聞、防衛ホーム、友好団体の広報紙に紹介して貰いました。
 4大紙では読売と産経が掲載してくれ、新聞社の防衛に関する違いが顕著に現れました。以来、産経、朝雲、防衛ホーム、友好団体紙は毎年掲載してくれております。
 第9回講座では、イスラエル国防軍戦史部長を勤めたペニイ・ミハルソン予備役陸軍大佐が「イスラエルの安全保障」について講演しました。講演後の「貴国の国民は国防意識が大変高いが如何なる教育をやっていますか」と問うと、「教育していない」との返事が印象深く残っています。
 国防意識が自然に培われる国民と、愛国心と云うだけでアレルギー症になる国民とは大違いです。
女性部会の結成
 
 連合会の活動強化には女性と青年層の啓蒙が大事で、平成7年度の事業計画に、婦人部・青年部の研修を提案しました。従来の東京都の各協会の参加者から、各都道府県協会の参加者に拡大しようというものです。  「婦人、青年の啓蒙は各協会でやればいい」「各協会から婦人、青年を集めての研修は僭越だ」「各協会の事務局長研修会をやっているので十分」等の意見も多かったのですが、「やってみようではないか」という島田理事長(当時)の一言で実施が決まりました。  婦人研修会は各協会に「婦人部の結成」「婦人部の増勢」「婦人部の活動強化」を目的に、21協会から53名の参加を得て、靖国神社遊就館で実施。その後、「自衛隊音楽まつり」を鑑賞しました。参加者からは「こういう研修会を待望していた」「来年は別の人を参加させたい」等、嬉しい声を聞くことができました。  九州では宮崎県協会にのみ婦人部が結成されていましたが、これを機に各県協会にも婦人部が誕生しました。その後、九州・沖縄地区防衛協会婦人部が結成され、初代井本ケサノ(佐賀県女性部長・当時)、2代目山西三重子(宮崎県女性部長・同)各会長と各県会長・会員の熱意で、毎年の研修会には300~400名が参加する精強ぶりです。  全国防衛協会女性部会は平成13年に発足しました。山口会長や井本ケサノ部長等の説得で、江上料理学院長の江上栄子氏にお願いしました。女性部会は研修会で活発な意見開陳を行っており、また女性の特性を発揮して自衛隊を応援しています。
青年部会は地方開催も
 
 青年研修会は各協会に「青年部の結成」「青年部の活動強化」を目的に実施しました。11協会から23名と少ない参加でしたが、九州地区青年部長(当時)の北村直登氏はじめ、全員が熱意あふれる行動的会員でした。翌日も富士総合火力演習を研修しながら、熱い意見が交わされました。  その後、逐次青年部が結成され、今では30を数え、青年部研修会の参加者は150~200名となり、活発な活動を展開しています。  鍛冶佳広奈良県青年部長(当時)は、地方協会啓蒙のため研修会の地方開催を提案、実現のため3度も来局され、平成11年の奈良大会への道を開かれました。爾後、栃木(12年)、京都(14年)、群馬(15年)、長崎(16年)の研修会へ繋がりました。   13年に青年部を結成したばかりの津田純一京都青年部長(当時)は、翌年は全国研修会を担当、翌々年には防衛シンポジューム「21世紀の平和と日本の役割」を開催されました。目覚しい活動は2代目田中峰子氏、3代目岩井一路氏へと引き継がれています。  山口、群馬、島根の青年部結成は、それぞれ親会の田中耕三会長、町田錦一郎副会長(当時)、杉谷雅祥会長に負うところが大であります。  平成13年には、連合会の下部組織として全国青年部が結成され、梨子木和秀初代部会長の人柄と各青年部長の協力で確固たる基礎が築かれました。良風は都丸和俊2代目会長に引き継がれています。
外国軍人の慰問親善
 
 防衛研究所、統幕・陸・海・空幹部学校には、米国をはじめ、韓国、中国等十数カ国の軍人が留学してきています。彼等は夫々の国の要職に就く軍人です。彼らに日本の伝統文化に接する機会を与え、相互理解と親善を図ることを目的に毎年招待しています。    以前は東京都協会の会員宅への招待か大相撲トーナメント大会への招待でしたが、平成6年からは「国立劇場の歌舞伎」「大相撲初場所」等への招待にしました。しかし、歌舞伎は外人には分り難く、子供を連れて行けない等の理由で、大相撲への招待が多くなりました。    留学後、直ちに大使館付武官となった某国の海軍大佐からは、慰問が大変に感銘を与えていたことが伝わってきました。本事業は国益にも寄与しています。
防衛問題に関する要望
 
 平成3年以来、毎年、会員の総意として防衛問題の重要事項についての「要望書」を、総理をはじめ、防衛大臣や関係閣僚、衆参議長、主要政党党首等に手交しています。主要な方には会長自ら出向いて要望されます。  防衛庁の省移行は継続して要望しましたが、平成9年は行政改革についての声が大きい年で、絶好の機会とし、年度の要望とは別に特別要望を致しました。会長、島田理事長、在京常任理事揃って防衛庁長官、自民党の行革推進本部長、政調会長等の関係者へ要望しました。平成12年は、省移行のみを年度の要望としました。要望書3案を作成し、各協会へ配布しました。その3案の中から各協会の実情に合った案を選んでもらい、その協会の要望書とし、各都道府県の知事・国会議員、自治体首長、有力者等に要望してもらいました。宮城県協会では知事等は勿論のこと、各首長、県・市・町議会議員等、各方面に亘り、多数の方々に要望されたことを松尾捷太郎事務局長から詳しく聞いたことを印象深く覚えています。平成18度、防衛庁は「防衛庁を省に」というパンフレットを国民への広報のために作成しましたが、この大半はわが連合会を通じての全国PRでした。
観閲式・音楽まつり等
 
 中央観閲式、観艦式、航空観閲式、音楽まつり、更には富士総合火力演習の人気は高く、事務局長は入場券の獲得・配布で悩まされます。例えば、東京都協会は約3万人の会員で100枚の券があっても、全会員に届くためには300年掛かるように、各協会長から「これだけの券では100年かけないと会員が見ることができない」と、お叱りを受けました。  関係方面にお願いし、中央観閲式、富士総合火力演習は各協会の要望近くの数を配分ができるようになりました。しかし、音楽まつりは平成6年に比べれば、約10倍位入手していますが、各協会の要望には程遠く、また観閲式も同様です。
(21.2.22記す)

連合会結成の経緯

 全国防衛協会連合会の設立経緯を簡単にふり返ると、自衛隊発足に伴い、昭和32年頃から自衛隊の部隊が所在する市町村を中心に自衛隊協力会等が結成された。
 その後、国際情勢の変化に伴い、昭和37年頃から、自衛隊への支援に加え、国民一人ひとりが国の守りの大切さを理解する環境の整備が不可欠であると認識されるようになり、各都道府県単位で、防衛意識の高揚・普及を加味した防衛協会へと発展していった。
 更に、冷戦終了後の国際的な情勢の激変を受けて、「自分の国は自分で守る」という国家的・国民的気概が必要不可欠であると考えるようになり、他方、資金面の確保の観点からも、全国組織の必要性が叫ばれ、各都道府県の防衛協会等の自主性を尊重することを基本とした連合体として平成元年に全国防衛協会連合会の設立となった。  
 ここに、全国防衛協会連合会の会長等、並びに母体となった東京都防衛協会の歴代会長等を記して謝意を表する。

初代の会長・副会長・理事長

会長
 宮崎 輝 東部・東京都防衛協会会長 旭化成工業㈱会長
副会長兼理事長
 島田 豊 東部・東京都防衛協会会長副会長兼理事長 元防衛事務次官
副会長
 伊藤 義郎  北海道自衛隊協力会連合会会長 伊藤組土建㈱社長
 氏家 栄一  宮城県防衛協会会長 東北6県商工会議所連合会会長
 竹田弘太郎  中部自衛隊協力会会長 愛知県商工会議所連合会会長
 橋口  収  広島県防衛協会会長 中国地方商工会議所連合会会長
 中川 以良  四国防衛協会連合会会長 四国経済連合会名誉会長
 細川 護煕  九州地区防衛協会連絡協議会会長 熊本県知事
 山本 卓眞  富士通㈱会長
 山口 信夫 旭化成工業㈱副会長
 江口 禎而  ㈱ブリジストン会長

歴代の会長・理事長・事務局長

全国防衛協会連合会
●会長    初代 宮崎 輝 2代 山口信夫
●理事長   初代 島田 豊 2代 日吉 章
●事務局長  初代 吉冨八郎 2代 川口 渉 3
代 泉 芳憲  
 
東京都防衛協会      
●会長    初代 桜田 武 2代 杉田一次 3
代 瀬川美能留 4代 宮崎 輝 5代 山口信夫
●理事長   初代 藤原岩一 2代 島田 豊 3代 松永 力  4代 横地光明 5代 重松恵三  
       6代 大北太一郎
●事務局長  初代 吉冨八郎 2代 川口 渉 3代 泉 芳憲
 
全国防衛協会連合会設立趣意書
 
 我が国は、戦後40余有余年、平和の下で目覚ましい繁栄をつづけ、今や世界第2位の経済大国となりました。  これは、我が国が自由陣営の中にあって日米安保体制を堅持するとともに、自らも独立国として必要な防衛力を保有し、両々あいまって戦争抑止の実をあげてきたことことによるところが大きいと思われます。  
 一方、わが国は経済大国になったことに伴い、国際社会において、経済分野における責任を負うだけでなく、政治的分野での責任もまた著しく増大してきました。  
 近年、米ソ間の軍縮機運の高まりにより、世界は一見緊張緩和の方向に向かいつつあるやに見受けられますが、米ソを中心とする東西対立の基本構造には変化がないのみならず、極東におけるソ連の軍事力の量的、質的増強に見られる如く、世界情勢の好転を楽観視することは許されないと思います。  
 我が国は、今後とも自由陣営の有力な一員として必要な防衛努力を続けるとともに、外交・経済等の分野においても積極的に世界の安全保障・戦争抑止のための施策を推進し、自由諸国の要請に応えていかねばなりません。  
 このことが、独りわが国の平和と安全を守るだけでなく、世界の中の大国としての責任を果たす所以であると思われます。  
 しかし、わが国の防衛体制には不備な点が多く、また国民の間にもなお依然として防衛問題に対して無関心であったり、或いは自衛隊ウを否定したりするする風潮があり、国民自らが国を守る気概において世界各国に比べ遜色があることは否定できません。  
 各都道府県の防衛協会・自衛隊協力会等並びに地方連合会等においては、このような現状にかんがみ平素国民の間に防衛意識の普及高揚を図るとともに、自衛隊に協力してその充実発展に寄与するため、それぞれ広汎な活動を推進してきました。  
 しかし、現状は各地方にわたり広く活動されている向きもありますが、その殆どが都道府県あるいは市町村単位組織毎の運動に限られるため、活動にも自ずから限界があり、防衛問題に関する啓蒙、防衛政策の推進等に寄与するうえに十分な成果を収めているとは言い難い状況に有ります。  
 申すまでもなく、国の防衛は、国全体にかかわる問題であり、国民の防衛意識の高揚・防衛基盤の確立が各協会共通の課題であることを考えますと、全国的に共通した使命感のもと、心を一にして相提携していくことが必要であると存じます。  
 また、協会の活動を強力に展開するにあたり、全国的組織の一員としての連帯感を持つことが、それぞれの協会自体の維持発展につながるものと思います。  
 このような観点から、各都道府県防衛協会・自衛隊協力会が相互の協調を密にし、広く強力な運動を展開して一層の成果を発揮しうるよう、ここに有志相寄り「全国防衛協会連合会」を設立することといたしました。  
 つきましては、なにとぞこの趣旨をご理解の上、ご賛同くださるよう切にお願いいたします。
 
平成元年8月吉日  
全国防衛協会連合会設立発起人代表
 東部・東京都防衛協会会長 宮崎 輝
 北海道自衛隊協力会連合会会長 伊藤 義郎
 宮城県防衛協会会長 氏家 栄一
 中部自衛隊協力会会長 竹田弘太郎
 大阪防衛協会会長 新井 正明
 広島県防衛協会会長 橋口 収
 四国防衛協会連合会会長 中川 以良
 九州地区防衛協会連絡協議会会長 細川 護煕

記念事業

全国防衛協会連合会創立20周年記念誌

日本の防衛Q&A よくわかる国の守り

ロゴマークの制定

(平成21年度定期総会21.6.18配布資料)
 
1.趣旨
  連合会は、創立20周年記念事業の一環としてロゴマークを制定するため、昨年8月から会報及びホームページ等を通じて広くロゴマークの公募を行ったところ、全国から多数の応募作品が得られ、都道府県協会等からの選考意見及び全国常任理事会での予備選考を踏まえて、本年3月16日の全国理事会において最終選考を行い、工藤和久氏(青森県弘前市在住)の作品を採用すべきロゴマークと決定した。
2.採用ロゴマーク(使用例とコンセプト)
連合会旗等 バッジ等 封筒等
https://ajda.jp/files/libs/1181/201810051547573155.jpg
全国防衛協会連合会
https://ajda.jp/files/libs/1182/201810051547588807.jpg
(縮小利用)
https://ajda.jp/files/libs/1183/20181005154759592.jpg
(モノクロ利用)
 尊い国土を守る人が大きく和をつくる姿で全国防衛協会連合会を象徴的に表現した。赤は日本、青、緑、水色は、陸・海・空の自衛隊を爽やかにイメージ゙した。 シンプルで、親しみやすく、印象的で多くの人々に長く愛されるロゴデザインである。また、縮小、単色、モノクロにも耐えられ、多用途な使い方が出来きる。
3.ロゴマークの使用等
(1)商標登録
 事務局で商標登録の調査を終了し、現在、商標登録を出願中である。(注:商標登録済)
(2)都道府県協会等の使用
 都道府県協会等(所属支部を含む)は、連合会の活動目的に沿う範囲において、本ロゴマークを使用することが出来る。この際、連合会の文字に代えて、当該協会等の名称を使用することが出来る。
(3)バッジ等の作成
 事務局において、バッジ及び記念楯等を作成しており、必要な場合は有償で、配布又は作成することが出来る。

(創立20周年記念式典(21.6.18)における発表)
 ただ今から、ロゴマークについて発表いたします。
◎ 先ず、制定の経緯ですが、
● 記念事業の一環として、昨年8月から防衛協会会報等を通じ、広く公募し、多数の応募をいただきました。都道府県協会等からの選考意見及び全国常任理事会での予備選考を踏まえ、本年3月16日の全国理事会で最終選考を行い、最優秀作品として工藤和久氏の作品を選出いたしました。採用されたロゴマークは、式場正面に掲げております旗のとおりであります。
● このマークのコンセプトは、『尊い国土を守る人が、大きく和をつくる姿で、全国防衛協会連合会を象徴的に表現し、赤は日本、青、緑、水色は、陸・海・空の自衛隊を爽やかにイメージ゙している。 シンプルで、親しみやすく、印象的で多くの人々に長く愛されるデザインであり、また、縮小、単色、モノクロにも耐えられ、多用途な使い方が出来る。』 とされています。
◎ このマークの使用について、全国で、広く長く利用できるようにするため、
● 最終選考前に、優秀作品の商標調査を実施し、その結果を踏まえて最優秀作品を選出しております。現在、工藤氏の了解の下、事務局として商標登録を出願中であります。
● 商標登録が承認されれば、各協会等においても、当連合会の活動目的に沿う範囲で、本マークを使用することが出来ます。
● 今回、連合会の旗以外にも、誘導用小旗、記念メダル、バッジ等も作成しており、今後、各協会等で必要な場合、連合会事務局に申し出ていただければ、有料で配布又は作成することが出来ます。
◎ 最優秀賞受賞者の
● 工藤氏は、現在、青森県弘前市に在住され、イラストレータとして、全国の市町村合併等のシンボルマーク募集に応募され、茨城県古河市、佐賀県小城市など全国16市町村で採用されるなど、広く活躍されておられます。
● なお、優秀賞受賞者の小柴氏は、本日所要で欠席のため、賞状等は、後日、郵送させていただきます。
◎ このロゴマークが、連合会のシンボルとして会員の皆様に親しまれ、会勢拡大に寄与できることを期待し、ロゴマークの紹介を終わります。
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