災害派遣 沖縄県CSF(豚熱)撲滅大作戦完遂
陸自第15旅団(沖縄那覇駐屯地)
『玉城沖縄県知事が感謝の意を表明』
1月8日(水)、沖縄県においてCSF(豚熱)の患畜が確認され、陸自第15旅団長(中村裕亮陸将補)に対し、玉城知事が災害派遣を要請。受理した旅団長は、直ちに第15高射特科連隊長内村直樹1等陸佐を指揮官とする派遣部隊を編成、現地において豚の追い込み・抑え込み・引き出しの殺処分支援、防疫支援、活動物資の輸送支援等を行った。
この間、旅団長は活動初日に県知事と意見交換を行い、県との早期の連携を促進する等、部隊一丸となって活動を推進した。
この結果、今回が初体験にもかかわらず、自衛隊の組織力・機動力及び過去の教訓がいかんなく発揮され、円滑な防疫措置に多大の貢献。図らずも、第15旅団の実力を県民に披露する良い機会になったと言えよう。
13日間に及んだ災害派遣は、1月20日(月)、人員延べ6500名、車両延べ550両の実績をもって終了。
県庁において、玉城知事から中村旅団長に災害派遣撤収要請書が手交され、席上、自衛隊に対する謝辞が述べられた。
活動中、響き渡る豚の悲鳴に、心の痛みを覚えた隊員も多い。自衛隊員も温かい血の通った人間。派遣隊員への万全のメンタルヘルスケアが望まれる。
(参考:第15旅団広報資料)