青年部会の活動
令和8年
全国防衛協会連合会青年部会 第10第会長就任挨拶
防衛協会会報第175号(8.7.1)掲載
『日本国民としての誇りと自覚~世界平和のために~』
このたび、2026年3月13日に鹿児島で開催されました臨時総会におきましてご承認を賜り、第10代会長に就任いたしました。神奈川県の溝渕信一でございます。微力ではございますが、青年部のさらなる発展のため尽力してまいりますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。
まずは、第9代垣内会長におかれましては、元辻会長よりバトンを引き継がれ、活気ある青年部活動の推進に多大なるご尽力を賜りましたこと、心より感謝申し上げます。
私は2015年(平成27年)4月4日に神奈川県防衛協会を親子型として設立し、初代会長として3期6年務めてまいりました。2022年からは東部防衛協会青年部会の第2代会長として2期、さらに全国防衛協会連合会青年部会の役員としては4期8年、小島会長・神田会長・辻会長・垣内会長のもとで活動を続けてまいりました。これまで脈々と受け継がれてきた諸先輩方の気概を胸に、今後も誠心誠意務めてまいる所存です。
今期のスローガンとして「日本国民としての誇りと自覚」を掲げ、サブテーマを「〜世界平和のために〜」といたしました。
現在、世界ではイラン情勢をめぐる米・イスラエルの軍事作戦をはじめ、複数の地域で戦争や紛争の危機が進行しております。ひとたび地域の緊張が高まれば、世界の平和と安定に重大な影響を及ぼしかねません。日本は国際社会の平和と安定に責任を果たすべき立場にあり、積極的な関与が期待されています。私たちもまた、永続的かつ包括的な和平の実現を強く望むものであります。
そのためにも、米国等の国際社会の努力を支持しつつ、日本として独自に果たすべき役割を模索していかなくてはなりません。
平和を実現するための基盤として、私は「国旗・国歌の取り扱い」を改めて問い直す必要があると考えています。国旗・国歌は国家の象徴であり、国民のアイデンティティを示す重要な存在です。世界のどの国においても大切に扱われており、国民としての誇りと自覚がそこに表れています。
刑法第92条の外国国章損壊罪では、外国の国旗等を損壊・汚損する行為が犯罪とされていますが、日本の国旗に対する直接的な刑罰は存在しません。国旗・国歌が国家の象徴である以上、私たち自身がその意味を深く理解し、敬意をもって接することが求められます。
学校の式典やスポーツの国際大会などで国旗掲揚や国歌斉唱が行われることは一般的ですが、近年、日本国民としての誇りや自覚が希薄になりつつあるようにも感じられます。「私利私欲」が先行し、日本の国益を損なうことがあってはなりません。
日本の国益とは、主権と独立を守り、領土を保全し、国民の生命・身体・財産を守ることにあります。豊かな文化と伝統を継承しつつ、自由と民主主義を基調とする平和と安全を維持し、経済成長を通じて国民の繁栄を実現すること。そして、世界から尊敬される国家・国民であり続けることが求められています。
国民一人ひとりが誇りと自覚を持つことは、防衛意識の高揚につながり、ひいては抑止力の強化にも寄与します。国際情勢が不安定化する中、抑止力の重要性はますます高まっています。国民の誇りと自覚が確かなものであれば、他国との関係において「存立危機事態」に陥ることはないと信じています。
世界平和のために、自衛隊の存在を明確に位置づけること――その意義を、改めて皆さまと共有してまいりたいと存じます。
以上、就任のご挨拶とさせていただきます。今後ともご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。










