青年部会の活動
令和7年
青年部会 防衛協会会報第169号(7.1.1)掲載
第22回全国青年研修大会「滋賀大会」
全国防衛協会連合会青年部会
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第18回青年研修大会「滋賀大会」
近畿地区防衛協会青年部会連絡協議会
11月17日・18日の2日間、滋賀県大津市の琵琶湖ホテルを主会場に、「全国防衛協会連合会青年部会 第22回全国青年研修大会」と「近畿地区防衛協会青年部会連絡協議会第18回青年研修大会」が開催された。主催は全国防衛協会連合会青年部会及び近畿地区防衛協会青年部会連絡協議会、主管は滋賀県防衛協会青年部会が務めた。
防衛意識の向上と自衛隊支援の拡大を目指して
本大会では「日本周辺における安全保障環境の課題を考える」をテーマに、全国の青年部会員が集い、現状を共有し、防衛基盤の育成強化を目指した。大会スローガンとして「進めよう『防衛意識の高揚』広げよう『自衛隊支援』」を掲げ、熱意あふれる議論と交流が繰り広げられた。
初日の記念講演で安全保障の課題を学ぶ
記念講演の講師に、信誠商會株式会社の衣川兼司氏を迎え、「北朝鮮の過去と現状」をテーマに講演が行われた。衣川氏は北朝鮮の歴史や現状、そして日本を取り巻く安全保障の課題について具体的な事例を交えながら解説。参加者は日本の安全保障における緊張感を再認識した。
次回開催地へ大会旗を受け渡し
記念式典では、主催者や来賓の挨拶の後、次回開催地である徳島県(全国大会)及び奈良県(近畿地区大会)が発表され、大会旗の受渡し式が行われた。式典は、参加者間の意思統一を図り、結束を高める貴重な場ともなった
意見交換会で活発な交流
続く意見交換会では、参加した全国各地の青年部会の自己紹介や来賓挨拶などが行われ、意見交換・情報共有が活発に実施されて、大会の意義をさらに深める場となった。
2日目の部隊研修で自衛隊の現場を体験
大会2日目は、陸自今津駐屯地、空自饗庭野分屯基地、陸自大津駐屯地を訪問して研修した。
MCV・RCVなどの装備品展示見学や高機動車体験搭乗、曹候補生訓練見学など、現場の実態に触れ、その活動を身近に感じられる内容が研修に組み込まれていた。本研修で、自衛隊の役割や活動に対する理解を一層深めることができ、今後の青年部会活動への弾みとなった。
総勢189名が参加
本大会には総勢189名が参加し、全国各地の青年部会が一堂に会する盛大な大会となった。本大会を通じて、参加者の防衛意識はより向上し、青年部会の一層の結束強化を図ることができた。
次回は徳島県で全国大会を開催予定であり、防衛基盤強化に向けた全国青年部会活動のさらなる進展が期待される。