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令和5年
陸上総隊(司令官:竹本竜二陸将)は、平成31年4月から、多国籍部隊・監視団(MFO)に司令部要員を派遣しており 和5年7月現在、2名の司令部要員が、エジプト・シナイ半島南部シャルム・エル・シェイクのMFO司令部において、MFOの停戦監視活動の実施に関するエジプト・イスラエルとの連絡調整業務を行っています。
今般、施設分野を担当する司令部要員として、施設幹部 山田3佐と施設陸曹 宮下2曹の2名が追加派遣されました。
本追加派遣には、自衛隊が国際平和協力において実績を有する施設分野の知見・能力の発揮、米国等の要員派遣国との連携の強化、我が国の「平和と繁栄の土台」である中東の平和と安定に一層貢献する等の意義があります。
また、陸曹として初の司令部要員として派遣される宮下2曹は、MFOの各種工事に関する部隊や役務業者との調整等を実施します。宮下2曹は、「これまでの施設科部隊等での勤務経験、国連南スーダンミッション(UNMISS)での施設陸曹としての派遣経験を活かし、日本・自衛隊・陸曹の代表として頑張ってきます」と述べ、6月29日に出国し、7月1日から現地において活動を開始しました。
日本から今までMFOに派遣された要員の能力・実績が評価された結果の追加派遣要請
2016年3月の「平和安全法制」の施行を踏ま
え、自衛隊は国際連携平和安全活動として2019年4月からMFOに司令部要員を派遣。従前から派遣の2名は連絡調整部の副部長と部員と勤務している。また、施設の更新・修繕ニーズが大きいMFOから施設担当者の追加派遣要請があり、施設課の課員として今般2名が追加派遣された。
現在、MFO要員の派遣国は、オーストラリア、カナダ、コロンビア、チェコ共和国、フィジー、フランス、イタリア、日本、ニュージーランド、ノルウェ―、英国、米国、ウルグアイの13か国である。