「東京2020オリンピック・パラリンピック支援団」任務完遂
大会運営の一翼を担った自衛隊
任務遂行見事なり‼
9月5日、パラリンピックの閉会式をもって約1か月半に及んだ東京五輪・パラリンピック競技大会の全日程が終了した。
防衛省・自衛隊の取組
防衛省・自衛隊は、次の3つの取組項目を掲げて同大会に臨み、その安全・円滑な運営に大きく寄与した。
①セキュリティの万全と安全安心の確保
◇競技会場周辺を含む我が国上空の警戒監視
◇大規模自然災害等が発生した場合の被災者救援支援
◇サイバーセキュリティ対策
②自衛官アスリートの育成及び競技能力の向上
◇自衛隊体育学校の選手17名が東京五輪の日本代表として参
加【左の表:メダリストを掲載】
③式典等大会運営への協力
◇(公財)東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織
委員会の依頼に基づき、陸自東部方面総監担任の「東京オ
リンピック2020支援団」(団長の東方幕僚副長・安田
百年陸将補以下陸海空隊員約8500名)を編成し、大会
期間中の式典等、大会運営の協力支援活動を実施【下の表:主な協力内容】
無観客ながら日本人アスリートの大活躍で盛り上がった大会
日本人代表選手は、五輪では史上最高の58個(金27、銀14、銅17)、パラリンピックでは史上2番目の51個(金13、銀15、銅23)のメダルをそれぞれ獲得した。開催が1年延期になっても、新型コロナウイルスの猛威は収まらず、中止又は再延期の声も少なくない中で開催された大会は、日本人選手の活躍もあり、連日盛り上がりを見せた。
また、開閉会式・表彰式で、日本国旗等を掲揚する任務を整斉と遂行する自衛官の姿の先に、自衛隊に対する信頼感を再認識した国民も少なからずいたに違いない。