領土返還事業
令和6年北方領土返還要求全国大会に参加 防衛協会会報第166号(6.4.1)掲載
令和6年2月7日(水)北方領土の日に、「令和6年北方領土返還要求全国大会」が、国立オリンピック記念青少年総合センター(東京都渋谷区)で開催され、全国防衛協会連合会からは、事務局長以下3名が参加した。
現在、北方領土の元島民生存者は5208人。平均年齢は88歳を超え、元島民に残された時間は少ない。
ロシアによるウクライナ侵略から2年経過した現在も、先の見えない激しい戦闘が続いている影響もあって、日露平和条約交渉は、残念なことに一方的に中断されたままとなっている。
岸田首相は「日露関係は厳しい状況下にあるが、領土問題を解決し、平和条約を締結するという方針を堅持する」と力強く挨拶し、高齢化の進む元島民の切実なる想いに応えるため、「北方墓参を始めとした四島交流事業の再会は日露関係における最優先事項の一つである」と強調した。